教育

教育基本法では義務教育の場を学校に限定していない

投稿日:

そもそも、教育基本法では義務教育の場を学校に限定していませんよ。
義務教育の定義からして、卒業認定とか修了認定とかは高校進学ありきの論理です。
中学校での内申書が高校入試に影響することから卒業云々が問題となっているだけなのです。
「不登校を助長するとかしない」とかの議論自体がおかしいんですよ。
日本国憲法や教育基本法を無視した法案なんてなんの効力もありません。
それとも、法案を作ることで日本国憲法や教育基本法の解釈を変えようとすることがねらいなのでしょうか?
●日本国憲法第第26条「教育を受ける権利、教育の義務」
第1項 すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、”ひとしく教育を受ける権利”を有する。
第2項 すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に”普通教育を受けさせる義務”を負ふ。 義務教育は、これを無償とする。
●教育基本法
第五条  国民は、その保護する子に、別に法律で定めるところにより、”普通教育を受けさせる義務”を負う。
2  義務教育として行われる普通教育は、各個人の有する能力を伸ばしつつ社会において自立的に生きる基礎を培い、また、国家及び社会の形成者として必要とされる基本的な資質を養うことを目的として行われるものとする。
3  国及び地方公共団体は、”義務教育の機会を保障”し、その水準を確保するため、適切な役割分担及び相互の協力の下、”その実施に責任を負う”。
4  国又は地方公共団体の設置する学校における義務教育については、”授業料を徴収しない”。
義務教育:フリースクール容認断念…慎重論多

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-教育

執筆者:

関連記事

アクティブラーニングとは課題設定と何を学ぶのかという目標を明確にすること

今アクティブラーニングが注目されていますが、私が中学生のときはすでに「それに近い」学習をしていました。 それを学校では「自主共同学習」と呼んでいて、多くの先生方が全国から視察に来ていました。 授業の終 …

不登校を選んだことに是も非もない 選ぶ権利は子ども本人にある

子どもが親に「学校に行きたくない」といい始めたときは、それは子どもなりに悩み、葛藤し、苦しみ抜いた後のことです。決してふと思って話したのではありません。親はまずその認識をすること、その理解から始める必 …

日本の外国語教育で必要なのは「出川イングリッシュ」本当の勉強の仕方とは?

日本の外国語教育で必要なのは「出川イングリッシュ」 ・なぜ出川イングリッシュは通じるのか ・言葉より大事なのはコミュニケーション能力 ・英会話は言葉じゃなく「魂」で話すことが近道 何年も英語を勉強して …

発達障害「診断名」をつけるだけが役割だと考えている医者が多い

「診断名」をつけるだけが役割だと考えている医者が多いのが現状です。 あとは、「どこそこに行って相談してください。」という流れで終わっています。 医者も個別の支援の方法、対応方法を知らないのです。 本来 …

「保健室に通うやっかいな子」という捉え方から間違っています

「保健室に通うやっかいな子」という表現が学校現場の受け止め方を象徴していますね。 教員の「仕事」って何だと思っているのでしょうか!? 教員の第一義は、子どもと関わることです。 子どもに寄り添うことです …

スポンサーリンク

スポンサーリンク
21世紀の松下村塾 教育相談無料