この記事を読む前に、まずこちらの面白い無料ゲームアプリを見てください。
これ、子どもよりも大人の方がハマるかもしれません。
こんなアプリ、どうやって作るんだろうって興味を持ちませんか?
プログラミング教育というと論理的思考力を思い浮かべると思います。
でもそれが目的なのではなく結果です。
子どもはそんなこととは関係なくプログラミングに取り組みます。
まず、とにかくつついてみる。あれこれやってみる。
そうしていく中でゴールにたどり着きます。
とりあえずたくさん試行錯誤することに意味があり、それ自体が楽しいのです。
その結果、論理的思考力が身についている。
教えなくても、自分でいろいろ試しながら体験を積み重ねることで効率的な道筋もつかめるようになっていきます。
学ぶとはこういうことです。
これ、とにかくやってみてください!
難しい知識は必要ありません。0から組み立てられます。やっているうちに考え方が身につきますから。
「プログル」は無料で使えてインストールも不要で、ドリル型の教材で誰でも始められます。
●プログルのやりかた
1.「多角形コースを始める」「公倍数コースを始める」をクリックしたらスタートできます。
2.「~する」というブロックを組み合わせます。
3.「実行する」ボタンをクリックしたら動きます。
4.クリアしたら「次のステージへ」をクリックして次のプログラムに進みます。
5.最後にこれまでのステージで勉強したことを使って描きたい図形を描くことができます。
文科省はコンピュータによる「プログラミング学習」を指しているのではない?と書きましたが、ゲームを楽しんでいるだけで数学的な思考力、考え方が身につきます。
このようにしたら、学校の勉強も教えなくても子どもが勝手にやりはじめます。
試しにやってみてください。
画像1:課題3「線にそって1辺が100の正方形を描いてみよう!」の答え
画像2:クリアしたらこんなメッセージが表示されます。
ゲーム感覚で楽しく学習できるHour of Code
Hour of Codeも基本的な操作だけなので簡単に始められます。そのバラエティーは飽きることがありません。
さらに、やろうと思えばプラグラムコードまで勉強ができてしまうという素晴らしいツールです。
※学校での学習はコードを覚えたりプログラミングスキルを育てることは目的としていませんが、無理やり教科学習と結びつけるよりも面白いし自然とプログラミングの知識やスキルも身につけられます。
「フラッピーゲームを造る」と「初めてのコンピュータープログラムを書く」から始めると分かりやすいです。
「初めてのコンピュータープログラムを書く」9問目のプログラムです。
「スター・ウォーズ:コードで銀河を造る」は音楽が入っていて自分で作ったゲームで遊べます。
子どもだけでなく大人もハマりますよ。
それぞれのプログラムを達成したらこんな証明書がもらえます。
未だに多くの授業ではICT機器も利用されないまま、旧態依然とした教科書学習です。
今回のケースでも、実際に「プログラミングと教科の内容をつなげて考えられる」教員がどれだけいるのか。
学校は子どもたちがICT機器と自由に遊べる時間を確保するだけでいいです。学校でも難しく考えないで子どもたちが楽しめたらそれでOKです。
プログラミング教育とはPCを使いこなすのではなく物事を動かす仕組みを考えることですから。
プログルやHour of Codeをやってみたら、その次にスクラッチを使ったプログラミングに進みましょう。9歳が作ったスクラッチ マリオなども見ることができます。
たいていのプログラミング教材は同じような仕組みでできているので、基本がわかればオリジナルのゲームも作ることができるようになります。
子どもというのは試行錯誤しながら感覚的に学んでいくので、余計な説明などしないで自由に遊べば自然といろいろなスキルが身につくと思います。習うより慣れろです。
うちの塾では、ICT機器を使わないプログラミングゲーム作りもやります。
プログラミング教育に関する参考記事
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