「無職や非正規の状態を脱して、正社員として就職をしたい」と考えて実際に就職活動に取り組んでも、学歴や職歴、ブランクなどの経歴の不足、コミュニケーションや主体性などの基礎能力の不足から就業する機会を得られない若者は少なくありません。
若者の基礎能力が不足してるって、それは大人の責任でもあります。
そうさせていないのは、若者の自己責任だと片づけることは間違っています。
就職支援プログラムとか就職支援活動とかの「仕掛け」も大切ですが、「日常的」に大人が若者に声をかけていくことができているでしょうか?
社会とのつががりを作ったり、就業する機会を得る方法は訓練やイベントで皆が同時に一斉に活動するスタイルだけではなく、大人が積極的に個々の若者に働きかけていくことが必要です。
身近なつながりを広げていくことで若者たちの持っている力を発揮できる場へと導くことができます。
大人個々が若者個々にどう関わっているか
○○型とか○○方式とか○○イベントとか、それはそれで否定はしませんが、「形だけ」にまとめることに意味はありません。
その多くは、「やった」といだけで企画する側の自己満足で終わってはいないでしょうか?
大切なことは自己発信をどう受け止めて次につなげていくかですから、日常的な関わり方が必要なのです。
つまり、大人個々が若者個々にどう関わっているかなんですよ。
そろそろ、このような形での取り組みから卒業してもいいのではないでしょうか。
向学心、向上心のない子どもなんていません。
もしも、それがないように思うとしたら、周りの大人の側に問題があるのです。
様々な理由から働くことにつまずいた若者の就職を支援する-企業とNPOが連携し、若者の再チャレンジを支える