暮らし

要請だけで自粛する「自分以外みんな監視者」の社会

投稿日:

特に日本人は他者に管理されることで安心感を得ていると思います。
同調圧力、監視社会、自粛警察、それは日本の学校教育が元にあると思います。
子どもをカースト下に置き、理不尽な校則で縛り、時間的物理的な自由を奪い、人命無視、人権侵害が当たり前に行われている。
生まれた瞬間から「~しなさい」「~してはだめ」と言われて育てられている。そこに個人の自由意志が入り込む余地はない。
教育という名の「洗脳」
「子どものためだから」という親、保育士、教員など大人の自己満足。
根本から治す必要があると思います。
それが社会でも常識となり、「みんながやっているから」と、自分を納得させて一生を過ごしている。
最も大切なことは「個人の自由」を尊重することだと思います。

もともと、日本は相互監視社会だと思います。同調圧力は、相互監視の別名ですよね。「ムラの掟」みたいなものがいたるところにあります。監視し、ムラの掟を守らせることは、ムラの平和と安全を守るために必要だ、と認識している人が多いのです。逆に言うと自由とかプライバシーとか個人の尊厳よりも、ムラの秩序が優先されます。
コロナの問題では、それが健康問題に直結するので、より過激に出てくるようになりました。でも、珍しいことではないと思います。ハンセン病でも忌避と隔離がおこなわれましたし、エイズでもそうだった。文学の中で、結核はロマンチックでセンチメンタルに描かれがちですが、やはり感染者とその家族は世間から監視されました。
新型コロナウイルスの特徴によるところも大きいと思います。軽症者・無症状感染者が8割といわれると、だれもがみんな感染者に見えてくる。冷静に考えると、たとえ軽症者や無症状感染者から感染したとしても8割はたいしたことなく済むわけで、ほかに疾患があったり高齢だったりする以外は、そこまで過敏になる必要はないのだけど、なんだか街を歩いている人が全員(ウイルスの)保有者みたいに思えてきてしまう。テレビをはじめとしたメディアのあおりにも原因があると思います。

【永江朗】要請だけで自粛する 私たちが作った「自分以外みんな監視者」の社会

あなたは監視社会で管理されたいですか?

コロナ危機は自然災害ではなく、人間が作り出した人災です。
「〇〇由来」という新たな恐ろしい差別用語がどんどん作り出されていますが、多くの人たちはそれを当たり前のように使い、受け入れています。
「犯人」探しなどまったく意味がないのにも関わらず、他者を責めることで自分を正当化する人々。
まだまだこれから陽性者は増えていくでしょうから終息(の判断)までは程遠いと思いますが、コロナに対する社会的な受け止め方を変えるしかないと思いますけどね。
着地点はコロナにあるのではなく、私たちの受け止め方、認識を変えていくことでしか見つけることはできません。
【小笠原みどり】コロナ危機を新たな監視社会への序章にしないために

『自粛警察』とか『不要不急』という言葉が使われています。『自粛警察』は、やっぱり戦時中と似通った雰囲気を感じましたね。自分で判断するから『自粛』なのに、それを周囲の空気に半ば強制されるというのは、不思議な話です。『不要不急』なんて言葉もそうです。何が『要』で何が『急』なのか、いったい誰が決めるのか

養老孟司が語る「コロナの壁」とは? パンデミックで暴かれた“日本的空気”の問題点 – 伊藤 秀倫

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-暮らし

執筆者:

関連記事

「一流大学を出て一流企業に入れば安心」という洗脳をされやすい理由とは?

「幸せは一流大学に行って、一部上場企業に努めてこそ得られる」「頭のいい人は、田舎にいるよりは都会に出るべき」「第一次産業よりは、第二次産業や第三次産業の会社でサラリーマンをすべき」などの日本人の価値観 …

ドイツ人と日本人の働き方、休み方のちがいがコロナ対策の違いにも

ドイツと日本のちがい ドイツ人と日本人の働き方、休み方のちがい こういうところも今回のコロナ対策のちがい、国民の行動のちがいに出ているのかもしれません。 ドイツ人の暮らし方、働き方、休み方 ドイツ人の …

立場や肩書き、名誉、お金などは、本来の自己には何の役にもたたない 良寛の生き方

人の心は皆それぞれ違うものだ 顔の相には違いがあるように ところが誰もが同じものだと見なしてしまう どこでもお互いに相手の是非を決めつける 自分に似ていれば、相手の非をも是とする 自分と違うところは、 …

「社会が望む人間像」に当てはまらないと「障害者」と呼ばれる

社会を営むにはある程度のルールは必要なことだが、みんな「こうあるべき」という規範に苦しめられている。 その規範があまりにも過剰になりすぎていて、社会ではそれにぴったり適合することを全員が求められる。 …

ひきこもりサポーターを地域でどれだけ育てられるかも大きな課題

国がひきこもり支援事業に本腰を入れるという一方では、、半数の自治体がひきこもり就労支援を断念という事態もあります。 しかも事業を断念した理由が当事者の「利用ニーズに問題がある」としていることだといいま …

スポンサーリンク

スポンサーリンク
21世紀の松下村塾 教育相談無料