自殺した生徒はこうした指導などについての不満を家族に相談。家族から事情を訴えられた担任は、対応を約束したが、適切な対応を取らず、副担任と叱責を繰り返したという。
こんなことが学校現場で日常化している。
学校教育の目的って何だか知ってますか?
適切な対応の仕方を知らない教員や教育委員会に大切な子どもを預けられますか?
「いじめはなかった」というけど、これが教員からのいじめですよ。
この学校には教員からのいじめが日常化しているのに教育委員会も含めて不適切な対応をしていたということです。
これまでも何度も何度も繰り返される子どもの自殺、その多くは学校が要因になっています。
今は学校は安全な場所ではなくなっています。
管理職や立場の上の者から教員へのパワハラ、教員から児童生徒への不適切な指導を「いじめ」といいます。
「いじめ」とは、いじめられた側が身体的、精神的な苦痛を感じている行為です。第三者機関を作るまでもなく、被害者が苦痛を感じたら「いじめ」なんです。
親の願いや子どもの思いが届かない。
学校に話しても何もしてくれない。
それどころか、子どもや親の育て方の問題といい、家庭の責任にしてしまう学校もあります。
これは特別な事件ではなく、身近なところで起きている事実です。
事実を事実として受け取ることができない教育現場を誰が信用するでしょうか?
子どもから自己表現の自由を奪い、生きる自信や主体性を失わせる大変危険な場所になっています。
さらに、教員はどう指導したらいいのか分からない。
子どもたちはその犠牲者です。
これも自殺ではなく、学校による殺人事件です。
これはいじめというより、殺人です。
学校と教育委員会に刑事責任を問うべきです。
福井県池田町教委は15日、町立池田中学校で2年の男子生徒(当時14)が今年3月に自殺したと発表した。担任と副担任から厳しい指導や叱責(しっせき)を繰り返され、精神的なストレスが高まったことが大きな要因だと結論づけた。内藤徳博教育長は「大変深く反省している。学校の対応に問題があった」と謝罪した。