「発達障害」というのは、私たち自身のある一方の考え方や生活するシステムから「通常みた場合に不都合が多い」ために付けられたタグにしか過ぎません。
IT業界ではますます発達障害の方の活躍が期待されています。
「障害」と一括りにしてしまわずに、得意なことを活かせば、みんながもっともっと活躍できます。
自閉症についての認識が、知性においてメリットがあると変わってきています。
就業の機会でも自閉症であることが得になるかもしれません。
脳の処理において、自閉症であるほうがいくつかの点で優れていることがわかってきています。
私たちは生き残るためにこれらの変化に対応をしていかなければなりません。
発達障害の人たちは、私たちが必要としている、近い将来に新たな価値を作り出す存在です。
高い才能をもつ発達障害の人たちが、私たちの世界観と生き方を変えてきたことは歴史上たくさんあります。
心理学の専門家は次の人たちが高機能自閉症であったとみています。
アルバート・アインシュタイン、チャールズ・ダーウィン、アイザック・ニュートン、トーマス・ジェファーソン、ウォルフガング・モーツァルト、そしてミケランジェロ。
自閉症の人は繰り返し行う仕事や、細部にこだわる必要がある仕事について、間違えることがとても少ないのです。
この自閉症の人がもつ優れた点を検証した研究も行われています。
2014年にカナダのモントリオール大学の研究では、目が見えない子どもが聴覚を発達させるのと同じように、自閉症の人もある種の発達が起きることを発見しています。
脳の機能が発達するのです。
自閉症スペクトラムの人には特別な技能、不規則性を検出できること、長い間集中して取り組めることなどがあることがビジネスの世界でも知られるようになりました。
この仕事は本当に難しいものです。
障害というとネガティブな情報ばかり流れている印象が強いです。
それで、「障害を治す」という間違った考え方が根強くあります。
障害とは環境や周囲の無理解によって作り出されているだけです。
本人の能力を発揮できる場がないこと、理解がないことが問題なのであり、ダスティン・ホフマンが映画レインマンで演じた重い自閉症を患うレイモンドのように「自閉症であることはむしろ有利」という考えが広がっていくことが望まれます
発達障害の子の親が作ったITベンチャー