SNSなどに写真をアップする場合、法的に問題になるケースのひとつに肖像権の問題があります。
肖像権侵害と判断されると、差止(その写真を削除)や損害賠償(慰謝料を支払う)の対象になります。
SNSなどネット上は「公共の場」であり多くの方が見ています。
写真をアップするというのは、町中に写真を貼りまくることと同じで、町中に貼った写真は剥がせばそれ以上広がることはありませんが、ネットに一度上げてしまうとそれを削除したとしてもすでに広がっています。
いいねやシェアしていない場合でもネット上に保管されている状態です。
投稿者や本人の知らないところでさまざまな問題が生じる危険性があります。
自撮り写真を自分がどこで利用しようと自己責任です。
本人に確認してOKであれば問題ありませんが、他人の撮った写真や承認が得られていない人や建物、場所などが写っている写真を勝手に使うことはできません。
通常の利用においても、たとえ親しい間柄でも一言「この写真アップしてもいい?」という確認をするのがマナーでありルールです。
特に未成年が写っている場合の取り扱いには注意が必要で、保護者の同意があればいいですが、私は子どもの写真はどんな場であってもアップすることはやめるべきだという考えです。
「インスタ映え」に潜む法的リスク~「何を」撮ったらNG?
「インスタ映えする~!」だけど何を撮ったらNGなのか知っていますか?
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執筆者:azbooks