教育

いじめの解決にはもっと大人が教育行政や学校運営に関心を持つことが大切

投稿日:

鳥取県PTA協議会が、平成27年5月に「いじめに関する調査報告書」を発表しています。
調査対象は、鳥取県PTA協議会会員の小中学校196校のPTA会長(回収率:86.7% 170校/196校)
この度文科省が発表した数値とはかなり違った結果となっています。
中でも、
問1:あなたの学校でのいじめ事象について把握していますか?
に対して「把握していない」が50.5%と半数以上。
問3:あなたの学校では、定期的もしくは、いじめ事象発生時に学校とPTA会長が情報を共有する機会または、体制がありますか?に対して「いいえ」が38.8%
問6:いじめ事象があった場合、解決にPTAが関わることがありますか?
に対して「いいえ」が65.6%。
問9:鳥取県教育委員会が作成したいじめ啓発リーフレットを見たり活用したことがありますか?
に対して「いいえ」が46.0%など、「組織はあってもほとんど機能していない」PTAとしても十分な取り組みができていないことが分かります。
プライベートに関わる問題だということで、学校の内部だけで片づけようとしていたり、学校任せになっていることも問題です。
この結果から分かることは、子どもも大人も「傍観者にならない」「教育行政や学校運営に関心を持つ」ことが大切だということです。
1人ひとりが「自分には関係ない」「無関心」がいじめを生んでいることに気づいて、できることをしていくことで解決につながっていくと思います。
鳥取県PTA協議会いじめに関する取組について調査結果
http://tottori-pta.net/publics/index/132/

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-教育

執筆者:

関連記事

多くの学校でワクチン接種「挙手で確認」相次ぐ 同調圧力や差別の懸念も

「個々の生徒や保護者の判断が尊重されるべき」ことは、ワクチンを接種するしないだけのことではありません。 学校に行く行かないの選択権は子ども本人にあります。授業や行事の参加の仕方も各々が決めたらいいです …

「学校にNo!」という子どもが増えるのは決して悪いことではない

子どもたちが学校が楽しくない、行きたくないとというのはごくごく当たり前です。 園の保育士や学校の教員という「教育の専門家」と呼ばれる人たちが子どもから自信を奪っている。 まずはそれに気づいている者が何 …

鳥取県教委「令和元年度いじめ・不登校対策本部会議について」

鳥取県教委「令和元年度いじめ・不登校対策本部会議について」の報告から ・これまで「不登校が生じない学校づくり」「学校復帰」を目的とした対策を講じてきた結果として、毎年学校に行かない子は増えている事実を …

誰もが同じことを同じ時間で勉強するような仕組みって変だよ!

教育の目的とは、本質とは何か? 何のために学校があるのか、すべての子どもたちが何のために学校に行かなければならないのか とても考えさせられます。 組み立てラインの教育制度 という翻訳記事ですが、他の記 …

「多様な教育機会確保法案」はこのままでは賛成できない

「多様な教育機会確保法案」については、不登校の当事者や親御さん、関係者の多くは「このままでは賛成できない」という声が多いです。 その大きな理由のひとつが、不登校の児童生徒に対する指導方針として「学校復 …

スポンサーリンク

スポンサーリンク
21世紀の松下村塾 教育相談無料