教育

一斉授業・授業統制技法としてICT活用をするのは困難。

投稿日:

ああ、我々が注目していたのは、授業統制技法ばかりだったんだなと。
じゃあ「授業統制技法でない、目の前で展開されている学びの枠組みって何だ?」これが一斉授業の呪縛を解くカギになります。45分でねじ伏せるような授業シナリオや組立てから一度離れてみないと、学びの形は見えてこない。
はっきり言いますけど、一斉授業・授業統制技法の延長で1人1台をやるのはしんどい。それが出来るのはスーパーな人だけ。でも、一見、指導技術的には劣るように見える海外の先生方が普通に1人1台の運用が出来るという事は、【授業統制技法としてのICTを捨てろ】という示唆に他なりません。
僕が「教育の不易と流行」とか「ICTは手段に過ぎぬ」とかいう手垢にまみれた文句を殊更に嫌うのは、これらがぜんぶ一斉授業・授業統制技法への帰着を促す呪い文句になっているからです。
一斉授業とICTは相性が良くない。それはPISA2018の分析を見ても明らかです。授業統制技法の視点を離れなければ、ICTの効果は得られません。

日本のICT利活用がしんどい理由
その通り!
一斉授業・授業統制技法としてICT活用をするのは困難。
さんざん「授業統制技法」の研修を繰り返しても普及しない。
ICTの導入に当たっては「授業」という形式化された中で活用するという発想から離れた方がいい。教えるという形態をやめた方がいい。
このまま1人1台タブレットを導入しても、その多くは放置されたままになると思います。使ったとしても、それを管理することに振り回されて終わるような気がします。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-教育

執筆者:

関連記事

口角を上げて勉強したら右脳を活性化して10秒で天才になる

記憶力の良い、パワフルな右脳をどうにか活性化させる方法。 右脳は、「楽しい」とか「面白い」といった感情に伴って活性化される。 笑顔でいると楽しくなる 楽しくなるためにはどうするのか? そうです、笑顔を …

文科省「不登校に関する実態調査」平成18年度不登校生徒に関する追跡調査報告書

実は文科省が「不登校に関する実態調査」で不登校のきっかけについて「当事者への調査」を平成18年度に実施し、平成26年には不登校生徒に関する追跡調査報告書をまとめています。 この報告書は不登校理由も多様 …

文科省が“置き勉”認める?なんでこんなことまで文科省の許可や通知がいるのか?

なんでこんなことまで文科省の許可や通知がいるのか? まったく日本って国は変な国だなあ。 こんなことまでいちいち文科省の許可を取らないといけないわけ? そもそもいちいち家に持って帰らなくていいんだよ。 …

公立学校の中のフリースクールという発想が素晴らしい

「公立学校の中のフリースクール」という発想が素晴らしいです。 不登校の問題は適切な場所と人が提供できれば解決できます。 そもそも、「不登校問題」とは学校に行っていないことや行かない子どもが問題なのでは …

どこの学校にも僕ら以上に辛い思いをしてる子がいる

「こんな普通の事も出来ないなんて、もう自分なんかダメだ」 そう思っていた。 学校に行けなかった小学校6年生から中学校3年生までの間、ずっとつらかった。 今、こんなに人生を楽しんで生きていることを知った …

スポンサーリンク

スポンサーリンク
21世紀の松下村塾 教育相談無料