教育

文科省はコンピュータによる「プログラミング学習」を指しているのではない?

投稿日:

プログラミングといってもいろいろなアプローチのしかたがあります。
見解の違いは、「プログラミング教育」や「プログラミング的思考」の解釈のしかたによるんだと思います。
「論理的思考」はコンピュータを使った、いわゆる「プログラミング学習」以外でも育ちます。
コンピュータを使った学習のよさは遊びながら「プログラミング的思考」が身につくこと、それをことがたちが自分で検証できることです。
文科省がいっているのは、コンピュータを使ったいわゆる「プログラミング学習」を指しているのではないようです。
これではなんかよく分かりませんね。
かつて小学校に「情報教育」が導入された時もこれと似たような感じでした。
「情報教育=パソコンを使った学習」という捉え方が多かったように、今回も「PCやタブレットでプログラミングソフトを使った学習」という認識が広がっています。
必修化盛られた小学校のプログラミング教育の問題点とは
同志社大学教授・三木光範
しかし、文科省は「小学校におけるプログラミング教育とはコーディング(プログラミング言語を用いた記述方法)を覚えることがプログラミング教育の目的である」というのは誤解だといっています。
小学校段階におけるプログラミング教育の実施例として、すごく分かりにくい、具体的な場面がイメージできない説明です。
結局、具体的な内容は「各学校に任される形になる」という段階で止まっているようです。
小学校段階におけるプログラミング教育の在り方について(議論の取りまとめ)(PDF)
「プログラミング教育」必修化の3大勘違い!
小学校におけるプログラミング教育を必修化するといっても、「何年生の、どの教科で、どんな内容を何時間学習するのかという具体的な中身については各学校が判断する」としています。
新米教員わか子がゆく「教えて!ICTのA to Z」
プログラミングって何?どう教えるの?
文科省プログラミング教育
プログラミング教育「必修化」に死角はないか

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-教育

執筆者:

関連記事

倉吉市の小学校適正配置の目的は「子どもたちにとってより良い教育環境を作る」こと

今月初めに市報といっしょに「倉吉市の小学校適正配置推進の現状と課題」という資料が各戸に配布されました。 小学校を減らすことは、子どもにとってもデメリットしかありませんや「倉吉市立小・中学校の適正配置」 …

高校入試のときの合理的配慮の申請に必要な手続きをまとめました

公立高校の入学試験では障害のある志願者への合理的配慮を申請することが出来ることは知っていますか? 鳥取県立高校を志望する場合も、子どもの特性を踏まえた措置をしてもらうことができます。 平成28年4月か …

米子で不登校児童生徒、ひきこもり青年の親の会「つながろう会」の7月例会

7月8日に米子で不登校児童生徒、ひきこもり青年の親の会「つながろう会」の7月例会があります。 日時 7月8日(土)PM1:30~PM4:00 場所 福生西公民館 1F(米子市上福原5丁目9-30) 内 …

生徒を追い詰めた学校の「善意」が不登校の子どもを増やしている

こんな間違った対応が多くの学校で行われています。 教育委員会もそうすることがいいと指導しています。 学校の対応が子どもを不登校にしているといってもいいです。 教員の不適切な対応と学校環境の不備によって …

なぜ日本はいじめが多いのか? ちょっと違う個性的な子どもたちは排除の対象になる

子どもたちがいじめを苦にして自殺する事件があとを絶ちません。 ・子どもに起こっていることは、社会の問題を反映している。 ・日本は「溶け込めない人」「空気が読めない人」に対して、非常に冷たい社会であるた …

スポンサーリンク

スポンサーリンク
21世紀の松下村塾 教育相談無料