不登校を自己責任としている日本社会ですが、国家、社会の側に「教育機会の均等を保証する」という意味でも個に応じた環境を作っていく義務があります。
学校へ行く権利はありますが、学校へ行く(行かせる)義務はない!ということを強調しておきます。
学校へ復帰させるための適応指導ではなく、すべての子どもが生き生きと学習できる場作りが必要です。
学校という「きゅうくつな箱」に無理やり子どもを入れるのではなく、子どものニーズに応じた「学びたくなる箱」を作っていくという、さまざまなスタイルの学びの場を作っていくことが大切です。
そのような学習の場がないのなら、家で学べばいいという考え方もありです。
家で学ぶといっても、親が勉強を教え込むのではなく、自ら学ぶスタイルです。
なので、必ずしも親が資格をもっていなくてもいいし、勉強を教えなくてもいいです。
教材は身近なところにたくさんあり、「先生」もたくさんいますので、それらを利用していけば、どんなことでも学ぶことができます。
全国的にも「学校へ行かない」という選択肢もあるということがスタンダードになりつつあります。
海外では、「学校へ行かないで家で学ぶ」というホームエデュケーションが定着していて、イギリスではそれが国からも認められています。
同じように、自分に合った職場がないのなら、家で仕事を作ればいいという考え方もありです。
自分の好きなことや得意なことで稼ぐことができたら、わずらわしい人間関係も必要ないし自由な時間もたっぷり作れます。
親の会では、こんな話題も話し合っています。
学校に行かずに家で学ぶ「ホームエデュケーション」
いろんな学び方がありいろんな学びの場があります。
学校はその中のひとつに過ぎません。
ホームエデュケーションを実現するには多くの課題がありますが、大切なことは、子どもがやりたい、知りたいことに対応していくことです。だから今できることをやっていけばいいと思います。
学校以外の学び方やホームエデュケーションに興味があったら、うちの「秘密基地」に来てみてください。
日本で広がるか?家庭で学習するホームスクールとは(前編)
~全州の法律で認め、支援団体が多数あるアメリカ
日本で広がるか?家庭で学習するホームスクールとは(後編)
~不登校は時代遅れの教育を察知した子どもの脱出現象
●NPO法人日本ホームスクール支援協会
●YES International School
学校に行かずに家で学ぶホームエデュケーションとは?
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執筆者:azbooks