教育

福井県は『学力日本一』ではない。『学力テスト日本一』だ

投稿日:2018年2月15日 更新日:

「学力テスト日本一を維持することが教育現場に無言のプレッシャーを与え、本来の公教育のあるべき姿が見失われていないか」
その通りです。
テストで評価して比較し優劣をつけ子どもを序列化することが多くの弊害を生み出しています。
「学力」とは「学ぶ力」のことです。
自分の必要に応じて、必要なことを学び取る力。自分なりの問い(課題)を立て、自分なりの仕方で、自分なりの答えを導く、探究する力です。
福井県議会は12月19日の本会議で、県に教育行政の抜本的見直しを求める意見書を可決した。
意見書は「学力テスト日本一」を維持する県の姿勢が教員、生徒のストレスの要因となっていると主張しています。
このようなストレスによって、子どものいじめ、自殺、教員の離職、精神疾患の増加など学校を取り巻く様々な問題が起こっていることは明らかだと思います。

「福井県は『学力日本一』ではない。『学力テスト日本一』だ」
 藤新緑福井県議会議員(県会自民党)は指摘する。「学力テストの平均点を上げることに、どれほどの意味があるのか。現場の先生も辟易しているのじゃないか」池田町池田中学校の生徒自殺問題を受け、県会は昨年12月、斉藤県議が委員長を務める総務教育常任委員会の議論をたたき台に、福井県の教育行政を根本から見直すよう求める意見書を可決した。

学力って何? 点数評価に疑問
(ふくいを生きる 第5景・教育9)

新学習指導要領で示された「主体的・対話的で深い学び」と学力の関係はどのようなものか→子どもの「主体的・対話的で深い学び」をどう評価していくのか考えよう(テストで計れるのか、別の方法があるのか)

学力テストでは学力の評価はできません。
全国学力テスト 全国学力・学習状況調査は今すぐやめるべきです
試験後9割を忘れてしまうような学習内容の獲得度合いだけを「学力」とは呼べない!

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-教育

執筆者:

関連記事

義務教育下の中学校・小学校で留年はない

中学校でほとんど出席日数がなく、勉強も出来てない場合に、実際は中学校という義務教育下では留年はほぼ考えられず、中学校における留年措置は事実上ありえません。 現状不登校だからといって公立小学校では6年間 …

「なんで勉強しなきゃいけないの?」と子供に聞かれたら

これもまた、彼の考え、「ひとつの論」にすぎません。 ・勉強そのものが嫌いなのではなく、勉強という、「やる意味がわからないもの」を「やらされる」ことが嫌い。 ・勉強は、未来と希望を産みだす力になる。 ・ …

誰もが世界でただ一つのかけがえのない人間、皆同じようにするからおかしなことになる

まったく同感です。 「不登校」も「発達障害」も大人の都合で造り上げられたわけで、なんの問題もありません。 そもそもそんな概念を造り出したことが大きな問題なんです。 10人いたら10人とも違う、100人 …

子どもの学びサポーターズセッションレポート「学びにくさ」を考える

子どもは一人ひとり違うのに、画一的な学校に入れようとすることは不可能です。 学校に行かなければいけないとするから「不登校」という概念が生まれます。 いつどこで学んでもいいとなれば「不登校」という概念す …

三重県松阪市立三雲中学校 全生徒にiPad 公立中の授業力

公立中で全生徒にiPadというのはすごいと思います。 しかし、大事なことは「はじめにiPadありき」で授業をするのではなく、学習の理解のために有効なツールの一つがiPadであるという取り扱いです。 黒 …

スポンサーリンク

スポンサーリンク