教育

学習障害の松谷くんの参加した「DO-IT Schoolプログラム」

投稿日:

松谷くんの参加した「DO-IT Japan」の「DO-IT Schoolプログラム」
松谷くんののような読むことや書くことが苦手な子どもたちは、まだ多くの方には知られていません。
さらに、その子どもたちが学習時間に適切な支援はほとんど受けられていません。
鳥取県内では、個人的に理解のある教員を除いてICT機器の導入すら進んでいません。
読み書きが苦手な子どもたちは、多くの教科の学習に遅れが出てきてしまいます。
授業中に質問や問題を聞いて理解し口頭で答えることができても、ペーパーテストだと読み書きに時間がかかるために成績が低いと判断され、自信を失ったり学習意欲が低下したりする子どもも多いです。
そして、「パソコンやタブレットが役に立ちそう」とわかっても、読み書きが苦手な子どもだけが授業にパソコンやタブレットを持ち込んで使うことは難しい、という声があります。
学校からは「前例がない」とか「その子だけ特別扱いはできない」という理由で持ち込みができないのです。
これは、特定の子どもだけがパソコンやタブレットを使うことを不公平に思う気持ちが大きな原因となっています。
しかし、子どもたちは自分の苦手さを補う道具としてパソコンやタブレットを使うのであり、それで初めて他の子どもたちと同じ「学びのスタートライン」に立てるにすぎません。
パソコンやタブレットがノートと鉛筆に代わるだけであって、それを使うことで「ずる」をしているわけではないのです。
このプロジェクトでの子どもたちの変容によって家族や学校の学び方に対する理解が進むと思います。
学校へのICT機器の導入によって、多くの子どもたちが多様な方法で学びを楽しむことができるようになります。
そのためには、学校だけでは十分な対応もできないと思いますので、私たち保護者もICT機器の実践事例から活用方法を学び、子どもたちが日常的に使えるようにしていくことが重要です。
これまでの各地の学校での実践も活動報告としてまとめて公開されています。
DO-IT Japanの活動報告書はこちら
DO-IT School 2013成果報告書

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-教育

執筆者:

関連記事

不登校は親(母親)の育て方のせいでも子ども本人に問題があるのでもありません

不登校は親(母親)のせいではありません。 不登校は「本人が登校の意思と必要性を感じていながらも、何らかの理由で学校に行けない状態」を指しています。 これは、怠けているのでも意図的なサボりや非行、遊びに …

教員の不適切な対応と学校環境の不備によって引き起こされたのが不登校です

不登校の児童生徒に対して間違った対応が多くの学校で行われている。 教員の不適切な対応と学校環境の不備によって引き起こされたのが不登校であり、不適応になっているのは子どもではなく学校側にあると書きました …

学校外でも「出席」に 不登校児に学びの場提供へ 尼崎市教委

この取り組みは学びの場が増えるということではいいとは思います。 でも、「不登校になった児童生徒」に「学校外」での学びの場づくりという考え方ではなく、「子どもはどこに行って学んでもいい」という考えでなけ …

「英語と私」の著者の松本 亨さんは今の学校での英語教育をどう思っているだろう?

二十歳の誕生日に買った松本 亨の「英語と私」。 今読んでもとても新鮮で、というか今、学校で英語教育が推進されている中で考えさせられる内容が多い。 読み返してみると、実に面白い。 新刊書もよく読むのです …

教育の主体は子ども 教育とは環境である

「教育とは環境である。」 まさしくその通りです。 好きなことってみんなが持っています。 「好きなことがない」という人は、それに気づいていないか、それをしちゃいけないと思っているからです。 好きなことが …

スポンサーリンク

スポンサーリンク
21世紀の松下村塾 教育相談無料