教育

大学入試での発達障害のある受験生に対して受験上の配慮の例

投稿日:

発達障害の人が入学試験を受ける際に、さまざまな困難があることがあります。
今年度の入学試験はほぼ終了しましたが、来年度以降に受験する予定のある人は知っておくといいと思います。
大学入試センターが実施しているセンター入試(平成27年度入学者選抜試験)では、発達障害のある受験生に対して次のような「受験上の配慮の例」が設定されています。
すべての科目において配慮する事項(例)
試験時間の延長(1.3倍)
チェック解答
拡大文字問題冊子の配付(一般問題冊子と併用)
注意事項等の文書による伝達
別室の設定
試験室入口までの付添者の同伴
リスニングにおいて配慮する事項(例)
1.3倍に延長(連続方式)
1.3倍に延長(音止め方式)
文部科学省によると、入試や単位認定等のための試験では、「評価基準の変更や及第点を下げる」等は合理的配慮ではなく、障害のある学生の能力・適正等を適切に判定するために、「障害のない学生と公平に試験を受けられるよう」配慮することが合理的配慮であるとしています。
チェック解答の例、状況報告書の例については、平成27年度大学入試センター試験受験上の配慮案内に詳しいです。
これを読むだけでも大変ですが。。。
大学入学試験受験上の配慮案内(大学入学センター)

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-教育

執筆者:

関連記事

一斉休校で全国学力テストだけが延期されるというのでは理屈が通らない

毎年4月に行われている「全国学力テスト」、学力テスト直前1ヶ月間が休校になり、今年のテストはいろんなことを検証することができると思う。 教育界において長らく論議をよんでいる全国学力テスト。来年度もまた …

文科省の「学校復帰だけを目的」としているのが無理があります

教育相談体制の整備・関係機関との連携強化ですか。 教育センターの機能強化って、結局は不登校の子どもを「(無理やり)学校に来させよう」というねらいなんですね。 そもそも「明日も学校に行きたい」と思えない …

教員の負担を軽減するためにも教育のICT化を進めることが必要

今では大人よりも子どもの方がスマホやタブレットに詳しいです。 家庭や友達の間でのやりとりもツールを使って行うのが当たり前になっています。 中高生の9割、スマホ使って勉強「YouTubeで問題の解き方見 …

息子の不登校で担任も肩入れしたいじめ

「先生を絶対に許すもんか」 不登校になったのは学校の対応に問題があるのに、親の育て方を理由にされ無理やり登校させられた子どもの声です。 私はある教育関係の会に参加して、不登校の親の会の紹介をしました。 …

鳥取県西部地区の親の会「つながろう会」の12月例会のお知らせ

鳥取県西部地区の不登校児童生徒、ひきこもり青年の親の会「つながろう会」の12月例会のお知らせです。 先日大山町で講演をしていただいた村本和孝さんも参加される予定です。 子どもさんが不登校になったとき、 …

スポンサーリンク

スポンサーリンク
21世紀の松下村塾 教育相談無料