コロナも拡大しているけど、それ以上に格差が拡大している。まさに人災なのだ。
日本のさまざまなところに格差が拡大していることを思い知らされる。
潜んでいるように見せかけた人為的に隠された格差がどんどん表に出てきている。
だからこそ新年度を日本社会のさまざまな問題と正面から向き合い、変えていく改革元年としたい。
そのために、自分は自分のやることをコツコツやるだけです。
非常時には、格差がむき出しになる。持つ者と持たざる者の差が歴然と開く。そして、「国民一丸となって乗り切ろう」みたいな時に、様々な事情からその「一丸」に加われないとたちまち「非国民」扱いされ、糾弾される。
そうして今回の「休校」では、またひとつ、格差が剥き出しとなった。子どもの世話をしてくれる親が近くにいる人や、お金を払ってプロに頼める人がいる一方で、自分が働かなければたちまち生活が破綻する母子家庭がある。
そうしてコロナウイルスで仕事が流れても、貯金があって大して痛くない人もいれば、蓄えなどまったくない人もいる。また、完全歩合制の私のようなフリーランスもいれば、出勤しなければ1円にもならない非正規もいる。このような、貯蓄や「助けてくれる人間関係」などを総合して湯浅誠氏は「溜め」と言ったが、まさに「溜め」のあるなしが今、残酷なほどに分かれている。
そして今の悲劇は、日本で一番くらいに「溜め」がある人が政策を決めているということだ。