朝日小学生新聞「子どもとゲーム」実態調査リポートによると、小学生の読者その親を対象に家庭で遊ぶゲームについてのアンケート調査を行いました。
その結果、家庭でゲームを楽しむ子どもはゲームを禁止されている子どもに比べて、勉強の集中力が高く、宿題も計画的かつ自主的に取り組む傾向が高いことがわかりました。
・ゲームOKの家庭の子は宿題を計画的・自主的に行うことができる。
・ゲームOKの子はルールを守れる性格で家族との会話時間も長い。
・ゲームOKの子は社会性が高く、コミュニケーション能力も高い。
・ゲームを禁止しても学校の成績に変化なし。
ここにも、文科省の調査との違いが出ています。
ゲームと勉強・成績の関係について
保護者が一番心配しているのが、ゲームと勉強・成績の関係についてではないでしょうか。
ゲームをすると学校の勉強の成績が悪くなるのではないか?
実際のところはどうなんでしょうか。
・ゲームNGの子どもの方が1日の勉強時間はやや長めだが、成績はゲームOKでもNGでも差はない。
・家庭でゲームOKの子どもとゲームNGの子ども、勉強への集中力はゲームOKの子どもの方が高い。
・勉強と遊びの切り替えは、特にルールなくゲームができる子の方がうまい。
・子ども自身も親も納得! ゲームOKの子どもは宿題の計画性も自主性も高い。
・家庭でゲームOKの子どもは、ルールを守れる性格の子どもが多い。
・家族との関係性 ゲームOKの家庭は家族との会話時間が長く、子どもから相談されることも多い。
・ゲームOKの家庭は親子の関係性がより良好になる。
・ゲームの効能 子どもにとってゲームは「いろんな知識が身につく」など勉強にも役立つもの。
・親がゲーム好きで子どもと一緒にゲームを楽しむ環境だと、勉強に役立つ傾向もより高くなる。
ゲームOKの子どもは、宿題に対し計画性をもって自主的に取り組み、ルールを守れる傾向が強いといえます。
このように、ゲームをしても成績は下がらず、むしろ勉強や宿題の自律心を高めることがわかりましたが、「ゲームが勉強に役立った」と答えている子も多いことが分かります。
朝小読者の小学生とその親に聞く、「子どもとゲーム」実態調査(PDF)