教育

家庭でゲームOKの子どもの方が勉強への集中力が高く、宿題も計画的で自主的

投稿日:2020年4月30日 更新日:


朝日小学生新聞「子どもとゲーム」実態調査リポートによると、小学生の読者その親を対象に家庭で遊ぶゲームについてのアンケート調査を行いました。
その結果、家庭でゲームを楽しむ子どもはゲームを禁止されている子どもに比べて、勉強の集中力が高く、宿題も計画的かつ自主的に取り組む傾向が高いことがわかりました。

・ゲームが勉強に役立った経験がある。
・ゲームOKの家庭の子は宿題を計画的・自主的に行うことができる。
・ゲームOKの子はルールを守れる性格で家族との会話時間も長い。
・ゲームOKの子は社会性が高く、コミュニケーション能力も高い。
・ゲームを禁止しても学校の成績に変化なし。

ここにも、文科省の調査との違いが出ています。

ゲームと勉強・成績の関係について

保護者が一番心配しているのが、ゲームと勉強・成績の関係についてではないでしょうか。
ゲームをすると学校の勉強の成績が悪くなるのではないか?
実際のところはどうなんでしょうか。

・ゲームも好きだが勉強も好き。成績はいい方と自信を持ち、親も認めている。
・ゲームNGの子どもの方が1日の勉強時間はやや長めだが、成績はゲームOKでもNGでも差はない。
・家庭でゲームOKの子どもとゲームNGの子ども、勉強への集中力はゲームOKの子どもの方が高い。
・勉強と遊びの切り替えは、特にルールなくゲームができる子の方がうまい。
・子ども自身も親も納得! ゲームOKの子どもは宿題の計画性も自主性も高い。
・家庭でゲームOKの子どもは、ルールを守れる性格の子どもが多い。
・家族との関係性 ゲームOKの家庭は家族との会話時間が長く、子どもから相談されることも多い。
・ゲームOKの家庭は親子の関係性がより良好になる。
・ゲームの効能 子どもにとってゲームは「いろんな知識が身につく」など勉強にも役立つもの。
・親がゲーム好きで子どもと一緒にゲームを楽しむ環境だと、勉強に役立つ傾向もより高くなる。

ゲームOKの子どもは、宿題に対し計画性をもって自主的に取り組み、ルールを守れる傾向が強いといえます。
このように、ゲームをしても成績は下がらず、むしろ勉強や宿題の自律心を高めることがわかりましたが、「ゲームが勉強に役立った」と答えている子も多いことが分かります。
朝小読者の小学生とその親に聞く、「子どもとゲーム」実態調査(PDF)

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-教育

執筆者:

関連記事

竹内信善さん講演会「好きなことをして生きる」

いろんな生き方、働き方があります。 学歴なんか関係なく、好きなことを仕事にして稼いでいる人はたくさんいます。 褒められたいから、賞がほしいからではなく自分がやりたいことをやったらいいです。 「学校へ行 …

「自閉症の僕が跳びはねる理由」の東田直樹さんとお母さん美紀さんの講演会

今日は、ハワイアロハホールで行われた「自閉症の僕が跳びはねる理由」の著者、作家であり自閉症当事者の東田直樹さんとお母さん美紀さんの講演会に行ってきました。 素晴らしい講演会でした。 直樹さんもお母さん …

日数稼ぎのための休業、再開なのか? 学校はなんのため誰のためにあるのか?

鳥取県教育委員会は徹底した感染予防対策を講じた上で3月18日より学校再開することとしました。 併せて、保護者に向けて教育長緊急メッセージを発しました。 学校再開の理由として「長期間にわたる休校により児 …

新型コロナによる学校再開後に学校が本当にすべきことは何か?

学校が突然休校になった今、子どもたちからは「何をしたらいいかわからない」「やることなくてヒマー」という声が聞こえてきます。 せっかく学校が休みになたのに、「自分のすきなことができる」「これまでできなか …

合理的配慮ってどんなことを伝えたらいいの?インクルーシブ教育データベース

4月1日に施行された「障害者差別解消法」により、学校には「合理的配慮」が義務付けられています。 「合理的配慮」とは、障害のある人が障害のない人と平等に暮らすために、社会的障壁による困難さを取り除くため …

スポンサーリンク

スポンサーリンク
21世紀の松下村塾 教育相談無料