暮らし

「GoToトラベル」利用者 “コロナ疑い”2倍は当たり前!これでは国民の暮らしは守れない

投稿日:


「GoToトラベル」を利用している人は新型コロナへの感染リスクが高い。こんな調査結果が発表されました。
こんなことは初めっから分かっていることです。
感染症というのは接触しなければ感染しません。
コロナは人と人を介して感染するもので、人と接触すれば感染リスクが高い、というのは基本中の基本です。
こんな「当たり前のこと」をことさら新発見のように取り上げる感染症専門家って何者なんでしょうか?
それをあたかもすごいことのように取り上げる報道関係者も何も学習していないんだなと思います。
5月に発表された「新しい生活様式」では、「感染が流行している地域からの移動、感染が流行している地域への移動は控える」となっています。しかし、今政府自ら新しい生活様式を破っています。まったく矛盾しています。感染症というのは接触しなければ感染しません。コロナは人と接触すれば感染リスクが高い、というのは基本中の基本です。
こんな「当たり前のこと」をことさら新発見のように取り上げる感染症専門家って何者なんでしょうか?
「Go To キャンペーン」は本来、感染が収束した後に行われるハズだったのに、前倒しして実施すれば感染が拡大するのは当然です。
「ステイホーム」はどこに飛んで行ってしまったのでしょうか?

そして、3週間我慢すれば元通りの生活ができるという「勝負の3週間」政府の呼び掛け、これも何もわかっていない「思いつき」対策でしかない。全国の自治体もバカのひとつ覚えのごとく「勝負の3週間」を訴えていますが、おかしな対応だと思います。
たとえ3週間後に感染者数が一時的に減少傾向になったとしても、根本的な解決にならないことは子どもでも分かっています。自粛期間が終わったとしても、しばらくすれば、また感染者は増加傾向になるのは明らかです。
「感染対策」をしても感染者(の疑いのある人も含めて)と接触したら感染者は拡がっていきます。
マスクもシールドも気休めかパフォーマンスでしかないと思います。
こんな基本的、基礎的なことも理解できていないために、政府、自治体は「無策」といっていいキャンペーンを繰り返しているのです。
本当にアホみたいな対応としかいいようがありません。
冬に向けて感染者、重症者が増えることは、10ヵ月前から十分に予測できたことです。
これまでに医療従事者の方々は自分の家族や暮らしを犠牲にして、命がけで闘っていますが、この冬に向けて政府、自治体が医療体制の充実に向けてどれだけ取り組んできたでしょうか?
医療現場に丸投げだったのではないでしょうか。
なんだか、患者が急増して今更のように慌てて対応しているように見えます。
備えが不十分だったということと感染者を増えるのが当たり前の「GoTo」を推進してきたことを大反省すべきだと思います。
そもそも人の流通と感染防止は相反することです。だとしたらどのような経済対策を講じるべきなのか?
どこもかしも「GoTo」一色というのは策がなさすぎると思います。今自治体がやっていることは、まるで「犠牲者」が出てもしかたがないと考えている対策だとしか思えません。

必要なのは生活困窮者と事業者への直接給付


私も社会全体が過剰対策、過剰反応だと思いますね。
ここまでやらなくても現状は変わっていなかったと思います。
過剰反応による弊害の方が多いと思います。
そもそも確かではないPCR神話を広げた無知な専門家、政府、メディアに問題があります。
今、年を越すのに不安を抱いている国民や事業者は多くいます。
これまでのような一部の者だけが得をするようなキャンペーンでは意味がありません。
「国民の暮らしを守る」とは具体的に何をすべきなのか?
それは「生活困窮者と事業者への直接給付」しかありません。「直接給付」です。やるとしたら、十分な資金保障を前提とした自粛要請しかありません。そのために必要なことが財政対策なのですが、もっとそこに頭を使うべきだと思います。
「国民の今の暮らしを守れるだけの補償をする」ことが、「暮らしを守ることが命を守る」ことになるのです。
経済の専門家といわれる人たちがそのような対策を提案しないのが不思議でなりません。
その大きな要因はコロコロ変わる政府の対策と自治体の首長の責任転嫁だといえます。コロナによる直接被害ではなく、それによって、国民の暮らしと命が脅かされているといっていいです。
自分の命は自分で守るしかない、ということを痛切に感じた一年でした。

関連記事はこちら

「GoToトラベル」利用者 “コロナ疑い”2倍
GoToトラベル利用者に発症2倍 東大チーム初調査 味覚異常などコロナ疑い
「Go To トラベル」での政府対応が、ダメすぎる5つの理由
欠陥だらけ Go To トラベル最前線
コロナ拡大「原因はトラベルじゃなくてイート」観光庁からは恨み節…本音は「早くやめたい」

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-暮らし

執筆者:

関連記事

地方創生交付金のばらまきでは全く意味がない

「地方創生」交付金のばらまきが始まりました。 一時的なばらまきで、抜本的な改革には程遠い政策です。 倉吉市は交付金が上限でプラマイ200万円分け前があるようですが、これが何に使われるのか注目しています …

2018年は「創造の年」、これまで以上に自分で好きなことをやっていく年に

2018年がスタートしましたが、私はこのような「特別感」があまり好きではありません。 特に年末年始のざわざわした感じや「今年はこれに頑張ろう!」「○○をしなければ」的なイベントは落ち着きません。 なん …

要請だけで自粛する「自分以外みんな監視者」の社会

特に日本人は他者に管理されることで安心感を得ていると思います。 同調圧力、監視社会、自粛警察、それは日本の学校教育が元にあると思います。 子どもをカースト下に置き、理不尽な校則で縛り、時間的物理的な自 …

れいわ2議員の介護負担を巡って 社会の側にある障害と「合理的配慮」

重度の障害があり、先日の参議院選挙で当選した舩後靖彦氏と木村英子氏の議員活動中に、公費による介護サービスを受けられなくなってしまう問題を受け、参議院議院運営委員会の理事会は、当面、参議院が費用を負担し …

長崎県の社会資源ガイドブック『つながらんば』の活用を

不登校やひきこもりになると、誰にも相談できなくて当事者はもちろん家族も孤立してしまうことが少なくありません。 当事者・家族だけでなんとかしようとして、不登校やひきこもりに向き合うことはいい方向には行か …

スポンサーリンク

スポンサーリンク
21世紀の松下村塾 教育相談無料