教育

所得や学歴より「自己決定」が幸福度を上げる

投稿日:

自分で新しいものを生み出すには教えないこと、覚えないこと、常識に縛られないことにも書きましたが、小学生が大人になるころには今ある仕事がなくなって誰も想像していない仕事がたくさん生まれています。それは学校では教えてくれません。
そのために必要なことは、問題解決に向けて自分で考える力、新しいものを産み出す力です。
どうやったらそんな力が育つのか?
その方法をこちらに書きました。
「子どもが未来」だということが分かります。

 自己決定度を評価するにあたっては、「中学から高校への進学」、「高校から大学への進学」、「初めての就職」について、自分の意思で進学する大学や就職する企業を決めたか否かを尋ねました。
 年齢との関係では、幸福感は若い時期と老年期に高く、35~49歳で落ち込む「U字型曲線」を描きました。所得との関係では、所得が増加するにつれて主観的幸福度が増加しますが、変化率の比(弾力性)は1100万円で最大となりました。
また、幸福感に与える影響力を比較したところ、健康、人間関係に次ぐ要因として、所得、学歴よりも「自己決定」が強い影響を与えることが分かりました。
これは、自己決定によって進路を決定した者は、自らの判断で努力することで目的を達成する可能性が高くなり、また、成果に対しても責任と誇りを持ちやすくなることから、達成感や自尊心により幸福感が高まることにつながっていると考えられます。
 日本は国全体で見ると「人生の選択の自由」の変数値が低く、そういう社会で自己決定度の高い人が、幸福度が高い傾向にあることは注目に値します。

所得や学歴より「自己決定」が幸福度を上げる 2万人を調査

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-教育

執筆者:

関連記事

学校は「正しい姿勢」を身につけるところではありません

学校がすることは「正しい姿勢」を身につけることが目的ではありません。 しつけによってみんなと同じようにすることではありません。 「障害は人と社会の間にあるもの」 「寝転がっていてもなんでもOKだったり …

学習障害は学習の仕方や評価のものさしを工夫することで「障害」ではなくなる

学習障害は、学習の仕方や評価のものさし、使う道具を工夫することで「障害」ではなくなります。 みんなが同じ方法や評価基準で測定しているために「障害」と見られています。 その多くは才能あふれた人なのに、文 …

発達障害のお母さんたちのおしゃべりの会「にじいろ会」の定例会開催

倉吉市のカフェ furariさんが「子どもが発達障害かもしれない?」と悩むお母さんたちのおしゃべりの会「にじいろ会」を7月から始めておられます。 10月17日の日本海新聞でも第2回目の会の様子が紹介さ …

LD疑似体験 学習障害の中から”読む”ことのへ困難ってどんなの?

発達障害とはどんな障害なのか、言葉や文章だけで説明されても、その実際のイメージは伝わりにくいです。 教室での授業中に周りのともだちが教科書をスラスラ読んでいる中で、学習障害(LD)の子が教科書を読むの …

鳥取県北栄町 自治会等が行う学習ボランティア活動を支援、補助金を支給

鳥取県北栄町、なかなかやるじゃん! コナンとスイカだけじゃないじゃん。 これを長期休業だけでなく普段の日にもやればいいのに。 北栄に住んでたら、絶対やる。 口だけで「子育て支援、教育支援」と言っている …

スポンサーリンク

スポンサーリンク
21世紀の松下村塾 教育相談無料