仕事

働かざるもの食うべからず 生きるために働けって?

投稿日:

国民年金の月67,000円強のお金で生活できるレベルってどの程度なのでしょう。
現実としてとてもそんな額で今の生活を維持していくことは不可能だといっていいです。
徒労に終わるだけの新たなる就労支援を行なうよりも、今ここで困っている人々への現金給付が何よりも必要です。
働かざるもの食うべからず。
生きるために働け、働けないものは生きられないということですね。
国のためにせっせと納税し、こつこつと年金を納めてきた者の顛末がこういうことです。
これは自己責任とはいえません。
ひきこもりの支援といえば社会参加、就労目的がほとんどですが、それでは本当の支援にはなりません。
これは「生きるためには働く必要がある」という前提があるために生まれた対策です。
そうではなく、生きるための現金獲得のための具体的な相談ができる専門家や働かなくても生きられる制度が必要です。それは公的な予算から出すべきです。
障害者就労にしても同じで、A型B型がありますが、とても今の賃金で生活することはできません。
働きたいけど働けない、働けなくて収入が得られない。そんな生きるために必要な人のために使われるお金のためなら、所得税や消費税が増えてもいいです。目的税としての増税ならいいです。
税金とはそのために払うものだから。

自由に好き勝手なことをやる、好き勝手な場所を作り好き勝手に生きる

確かに食えるか食えないかは重要なのですが・・・
どの程度の暮らしができたら「食える」といえるのかも人それぞれの人生観、価値観に違いもあると思います。
「NPOでは食える、食えない」によって自分のモチベーションに影響する人であれば、そこに熱はないです。
「NPOで食える」ことを期待している人は「そこで食わしてもらう」という考え方なので義務的にやっている感じです。これは多くの労働者がそうです。資本主義社会の中で労働の対価としての報酬で食わしてもらっているわけです。そこには「働かざる者食うべからず」という発想しかありません。
これは非営利組織だろうと営利企業だろうと同じで、「誰かに食わしてもらう」「誰かにしてもらう」意識が強いんです。
「NPOでは食えない」ことを承知の上で活動している人は「食える食えない」ということが目的ではなく自分なりの目的に向かってモチベーションを高めていける人で、活動そのものに充実感を得られます。その先には無償ボランティアがあります。彼らは現金報酬を目的とはしていません。
あと「小さく自由に好き勝手に発信する」これってすごく大切です。
自由に好き勝手に食っていく、自由に好き勝手なことをやる、好き勝手な場所を作り好き勝手に生きる。
本来、生きるとはこういうことだと思います。
さらに、労働報酬としての賃金だけが生きるための資金ではありません。資金を得る方法はいくらでもあります。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-仕事

執筆者:

関連記事

ストレスチェックの実施自体がストレスにならないように

今年12月から事業者に「労働者のストレスチェックと面接指導の実施を義務づける法律」が施行されます。 新聞紙上でも特集などが取り上げられていますので、知っている人はいると思います。 厚生労働省が発表した …

障害者が働くための配慮とは思いではなく、仕事をするために必要な環境を整えること

発達障がいのある人たちへの支援ポイント「虎の巻シリーズ」でも紹介していますが、障害者が働くための配慮とは「思いやり」や「気遣い」ではなく、仕事をするために必要な環境を整えること。 障害者は働く環境に障 …

スティーブ・ジョブズのカッコいい生き方にほれてまうやろ~

さすがスティーブ・ジョブズ、カッコいい生き方をしています。 スティーブ・ジョブズは、気むずかしく、強情頑固で協調性に乏しく、周りに理解されにくかったといわれます。 彼独りでは、今のアップルは無かった。 …

ALSになっても、出来ないことは何もない。恩田聖敬

恩田聖敬さんと株式会社仙拓の社長である佐藤仙務さんとの対話が載っています。 佐藤さんは、生後10カ月で10万人に1人と言われる難病である脊髄性筋萎縮症と診断され、それ以来寝たきりです。 佐藤さんからし …

働き方改革で置き去りの教員の長時間労働問題

どれだけ働いても、公立学校の教員には残業代が出ません。 法律上、教員の残業時間は「ゼロ」だからです。 教員に残業代は出ませんが、その代わりに「調整額」というものが月額約1万4000円出されています。 …

スポンサーリンク

スポンサーリンク