「金銭的な対価をもらったら自分の信念が揺らぐのが怖い。」
「スーパーボランティアだと言われていることなんかどうでもいい。わしには関係ない。」
「自分ができると思えばボランティアを続けたい。やらせてもらいたい。」
「おふくろに、背骨やあばら骨が折れるくらい抱きしめてもらいたい。」
すべて納得の言葉です。
番組では被災地での活動に加えて、大分県の自宅も取材。束の間の休息日、バイクで30分走り、無料の露天風呂で疲れを癒やす。そんな尾畠のもとには来客が絶えず、なかには人生相談をしに訪れる人も。身長161センチ、小柄な体からは絶えず前向きなエネルギーを発し続ける尾畠は、一体なぜここまでボランティアに打ち込めるのか? 原動力は何なのか? 密着を続けるなかで、「これまでの取材では話したことがない」という長年、秘めたある思いを告げた。