人工知能(AI)技術による失業が取り沙汰され、教育の再定義が進んでいる。定型業務や特別な知識の要らない仕事はコンピューターに代替され、人間は創造性や協調性が求められる仕事への労働移動が起こるとされている。教育業界でクリエイティビティを伸ばすための華やかな話があふれるなか、国立情報学研究所の新井紀子教授は教科書などの文章を読む力をまず身につけるべきだと強調する。
本当にクリエイティブな人材は確率的にしか生まれない。クリエイティブな人材を育てる確立された方法はない。資金を投入すればノーベル賞がとれる訳ではないのと同じだ。できる子は自力で伸びていく、学校の外にも学びの機会はたくさんある。中学卒業までに全員を教科書を読めるレベルに引き上げることが最重要課題だ。
プログラミング教育や英語教育、キャリア教育に時間を割いている場合ではない。まず文章を読み、自ら学べる力をつけないと他の教育が始まらない。反対に自ら学べるようになれば、子どもは興味に任せて勉強を始める。先生に教えられて学ぶのでなく、学びたいときに学ぶようになる。教員は授業が楽になるだろう。
文章を読む力を身につけるのは学校がやるべきことです。
そのために学校があるんじゃないの。
それが教員の仕事なんじゃないの。
読み書きそろばんは「すべて」の児童生徒が義務教育期間中に最低限身につけるべきことですよ。
ちなみに、投稿で読み書き「そろばん」と書いたのは計算などの「数的処理」や「図形処理」などのことです。
つまり、国語と算数の力のことです。
そのためにも、すべての子どもに「学びの場」を提供する必要があります。
そもそも学校は何のために誰のためにあるのかということを考えて、その内容を決めることが大事ですよ。
小学校の授業だけではそろばんを使えるようにはなりません。
そろばんの仕組みを知って使ってみるという程度です。
簡単な計算くらいならできますが、電卓の方が圧倒的に早いです。
前はそのためにわざわざそろばんを購入していましたが、今は備品として置いてある学校が多いと思います。
AI時代を生き残る術「教科書などの文章を読む力をまず身につけるべき」