今の教育課程と教員配置では絶対不可能だと思いますが、「8時出勤17時退勤で学校運営をしたらどうなるか」という文科省の研究指定をしてみたらいい。
そうすれば、今の学校の何が問題なのか明確になります。
教員の超過勤務のイメージや観念ではなく、具体的な事実で何が足りていなくて何が課題なのかが全てわかりますよ。
8時~17時の間に全ての仕事をやってのけることができたらスゴイ実践になるはず。
形だけの成果や実績を目的とした意味のない研究会よりも、はるかに実があると思います。
「絶対不可能」といったのは、「できない」ではなく、「やらない」「やろうともしない」という意味です。
「まずやってみる」というのが研究なのに。
私が校長だったら、自ら立候補してやってみるけど。
どうですか、文科大臣 松野さん?
このテーマで研究指定を受けたら、やることは以下の通りです。
教員の多忙化を解消するために何が必要か? 10個の提言
この他にも文科省や教委の顔色を伺わなくても、まだまだ現場だけでもできることはたくさんあります。
研究指定なんだから、これくらのことをしなくては「研究校」「モデル校」にはなりません。
「働き方改革」とは残業時間を決めることではなく、勤務時間内で仕事をするにはどうするか考え、それを実行することです。
「改革」とは今までやっていたことを「やっていなかったこと」に変えることをいいます。
だから、今政府がやろうとしていることは、「改革」でもなんでもありません。
改革の一つには、「働かない」という方法もあります。
教員の多忙化 解消のための提案を聞く気がありますか?でも書きましたが、すべての関係組織と関係者の保身と無責任体質が根本原因です。
自ら動いていくことによって環境も変えていくことができます。
ひとりの力は小さくても、連帯することで変えていくことは可能です。
「8時出勤17時退勤で学校運営をしたらどうなるか」という文科省の研究指定を提案したら
投稿日:2017年5月3日 更新日:
執筆者:azbooks