教育

マルチメディアDAISY「ごんぎつね」を「AMIS」で再生してみました

投稿日:

いわゆる「紙の教科書」では読むことが困難な児童、生徒はパソコンやタブレットでデジタル教科書を使うと学習がしやすくなります。
そのひとつが「マルチメディアデイジー教科書」です。
利用するには申請が必要ですが、保護者、担任、通級指導担当、校長、教育委員会、支援者、本人も申請を行うことができます。
マルチメディアデイジー教科書は、通常の教科書と同様のテキスト、画像を使用し、テキストに音声をシンクロ(同期)させて読むことができ、児童、生徒は音声を聞きながらハイライトされたテキストを読んだり同じ画面上で絵を見たりすることもできます。
学校では、教員は生徒が教科書を読めることを前提に授業を進めていますが、読むことや書くことが苦手な生徒にとっては、授業中は苦痛な時間でしかありません。
さらに、その「特性」が理解されていない学校の場合は、本人はがんばって読もうとしているのに、教員や友達から「怠けている」とか「努力が足りない」「もっと練習しなさい」と言われ、読めないことを自己責任にされるケースが少なくありません。
そういう場合に、この「デイジー教科書」を使うだけで読むことが楽しくなり、学習に参加できるようになります。
学校での授業中に教科書を読むことが困難な児童、生徒にとってはとても助かるツールですから、学校でも積極的に導入してほしいです。
学習障害の子だけでなく「読み書き」に苦手意識のある子にとってもとても役立つツールです。
この動画はマルチメディアDAISY「ごん狐」を「AMIS」で再生しているところです。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-教育

執筆者:

関連記事

「多様な教育機会確保法案」はこのままでは賛成できない

「多様な教育機会確保法案」については、不登校の当事者や親御さん、関係者の多くは「このままでは賛成できない」という声が多いです。 その大きな理由のひとつが、不登校の児童生徒に対する指導方針として「学校復 …

特別支援教育コーディネーターが機能している学校とそうじゃない学校の差がある

学校では、校内や関係機関との連携を行う特別支援教育コーディネーターが配置され、養護教諭やスクールカウンセラー、管理職、大学教員などの専門家と組織的なネットワークを作っています。 しかし実質機能している …

不登校の問題は「本人の問題」ではなく「学校の問題」

昨日の日本海新聞に「児童の不登校率過去”最悪”」と出ていました。 この書き方はおかしいです! ”最悪”という表現は「不登校は悪いこと」という認識があるために「悪」という書き方になっています。 「不登校 …

教師を辞めたい理由はこれだけではありません

小学校教師、中学校教師、高校教師の離職率はなんと約50%にも上るそうです。離職率の高い職業トップ3は以下のとおりです。 1位:教師、教員 2位:飲食サービス、宿泊 3位:娯楽業、生活関連サービス業 教 …

子どもの困った行動、これだけで子どもの見方が変わる

困っているのは子どもの方です。 子どもの行動には必ず理由があります。 対応のポイントは3つ。 1.負の行動には着目しない。正の行動だけに着目する。 2.負の行動にならないように、事前に準備する。 3. …

スポンサーリンク

スポンサーリンク
21世紀の松下村塾 教育相談無料