今日は、鳥取県社会福祉協議会主催の福祉教育推進セミナーに参加しました。
「ココロ豊かな子どもを育む地域のチカラ」というテーマで、講演と関係者が集まって情報交換や子どもを取り巻く課題解決に向けての演習を行いました。
はじめに、NPO法人CASN(カズン)の谷口久美子理事長が「聴いていますか 子どもの声を いまわたしたちにできること」を演題に講演されました。
谷口さんは、今の子どもの状況、チャイルドラインやCASNの活動を通じて感じられている子どもの課題について、大津市での地域の取り組みなどを話されました。
・子どもも親も誰かに話を聞いてほしい。
・子どもが求めているのは「安心感」。
・子どもはいろいろな問題や失敗を繰り返しながら成長していく。
一人ひとりの違いを認め、見守っていくことが大事。
・「遊び」を通じた体験や人間関係作りをしていく必要がある。
・失敗を繰り返しながら人間関係を作っていくトレーニングの場が必要。
・駄菓子屋のおばちゃんのような、ホっとできる「すき間」になれる人の存在も重要。
・今の子どもは自己評価が低いので、しつけや勉強よりも、「自己肯定感」を高めることが大切。
・そのためにできることは、「子どもの話を真剣に聴くこと」だけでいい。
・今後、今日のように人と人との「つながり」を作っていきましょう。
その後の演習ではグループごと話し合いをして、各グループでこれからできる施策を考えました。
私たちのグループでは、子どもが生き生きと生きていくためには親が安心できる居場所が必要。
関係機関に相談することはできているがそれぞれが細い線で結ばれているだけなので、これからはその線を太くするとともに関係者をもっと深くつなげていくことが重要。
今日集まった人たちがそれぞれの立場で実践していくとともに、これからも今日の会を機会としてお互いがつながっていく「おせっかい大作戦」を展開していきましょう、ということでまとめました。
今後、自分のできることをやっていきながら、これからもいろいろな人たちとのつながりを作っていけたらと思っています。
みんなで「おせっかい大作戦」に頑張っていきましょう!
子どもたちがいいことも悪さをしたことも何でも話せる地域のおっちゃんになりましょう。
おっちゃんだって、昔は悪さもしたし失敗もしたし、おっちゃんやおばちゃんに褒められたり叱られたりして大きくなったんです。
「昔はよかった」というのではなく、今度はわたしたちがそういう役割をしていけば、地域のつながりもできていくと思います。
誰もやらないなら私たちで作っていきましょう。
鳥取県福祉教育セミナー「ココロ豊かな子どもを育む地域のチカラ」に参加しました
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執筆者:azbooks