教育

「STOP!多様な教育機会確保法案 1.30緊急フォーラム」に参加

投稿日:

1月30日(土)松江で行われた松江不登校を考える会「カタクリの会」主催による「STOP!多様な教育機会確保法案 1.30緊急フォーラム」に参加しました。
現在は審議がストップしていますが、この法案によって、今以上に学校や地域から排除される子どもたちが増えることが懸念されています。
そこで、当事者、支援者、専門家たちで法案の問題点と危険性について検証を重ね、法案の白紙撤回を求める活動をしています。
はじめに、フリースクールフォロの山下耕平さんから不登校の現状やフリースクール等議連での議論の動きなどについて話しを聞きました。
この法案は、不登校の子どもたちだけでなくすべての子どもたちの「学びの場」の保障を崩しかねない法案です。
文科省と教育委員会の管理を強化し、国が家庭教育にまで口を出すことによって、ますます子どもたちを学校制度から逃げられないようにすることにつながる危険性を含んでいます。
個々の子どもが望む学びの場を作ることが認められなくなり、国に管理され画一的で限定された教育の場を作り、すべての子どもが国による教育評価を強制されるという「学校化社会」を作ることが目的となっています。
これでは、多様な教育機会確保にはなりません。
多様な子どもたちに応じた学びの場の保障がされなくなる恐れがあります。
子どもも親も今以上に追い込まれ、「学校に行かない子は、悪い子」という法的なレッテルを一生背負っていくことになります。
会の後半では、かつて不登校だった子どもの保護者の方2名、不登校体験をした10代と20代の2名から体験談を聞き、参加者でトークをしました。
参加者の方各々が自分の考えを持ち、堂々と意見を述べられて、とても活発な議論ができました。
人それぞれ自分の考え方があり、自分の生き方がある。
学校に行きたければ行けばいいし、行かないことも選択肢のひとつなのだから、行かないことを認めたっていい。
不登校だからといって、学力が身につかないわけでも社会性が育たなくなるわけでもない。
学校に行かないことによって将来の選択肢が狭くなるわけでもなく、それぞれの道を歩んでいくことができる。
「学校に行く行かない」は、人生においてそんなに大きな問題ではない。
松江「カタクリの会」のみなさんとは、これからも関係を続けていこうと思っています。
「STOP!多様な教育機会確保法案 1.30緊急フォーラム」
http://150909.jimdo.com/

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-教育

執筆者:

関連記事

教員や児童生徒の自殺が毎年増え続けているが学校は変わらない、変えようとしない

給食に出たうずらの卵が喉に詰まって子どもがなくなった。 すぐにうずらの卵の使用が中止になった。 (この件に関しては中止すればいいというものではないと思うけど) 給食で「うずらの卵」を食べた小1の死亡事 …

カッコいい大人が子どものいい見本にならなければいけません

子どもは身近にいる大人から多くのことを学んでいます。 人の話を真剣に聴くこと、お互いを認め合うこと、人は一人で頑張らなくてもいいこと、助け合うこと、お互い様だということ、人が互いに尊重しあうこと、人の …

教育の目的は自立、「特別支援学級の子どものためのキャリア教育入門」

「特別支援学級の子どものためのキャリア教育入門」(明治図書)を読みました。 教育の目的は「自立」「生きる力をつけること」っていわれますが、それをどこまで分かって教育に関わっているでしょうか? 「自立」 …

「発達障害は武器である」ADHDの子どもが本当はとっても良い子である4つの理由

ADHDを障害や病気と診断せず、才能へと導く方法を米の心理学者が発表しました。 日本でも最近になって「発達障害は武器である」という本も出版されていますが、この学術書でも明確に説明されています。 「AD …

鳥取県の小中高校は臨時休業後の5月7日(木)から学校の再開

鳥取県教委が臨時休業後の5月7日(木)からの県立学校の再開を決めました。 3密の回避や感染防止対策を徹底した上で、部活動も再開することのことです。 しかし、学校という場で3密の回避を徹底できるのでしょ …

スポンサーリンク

スポンサーリンク
21世紀の松下村塾 教育相談無料