暮らし

「無所属期間」は「空白期間」ではない、「無所属」でいることにも意味がある

投稿日:2025年3月29日 更新日:

自分も年度末に教員を早期退職して起業するまでは「無所属」の期間がありました。
生まれて初めてどこにも所属しない期間を経験しました。
そのときに考えていたことは、「自分の意思でなく、させられて生かされる」から「自分の時間を生きる」ことにシフトすることを目的として過ごしていました。
いやなことだけど生活のために我慢して仕事をしている人が多いのも現実だと思います。「好きなことだけでは生きられない」という人も少なくないと思います。

「所属先」が失くなることはとても不安だと思います。
ピカピカの一年生を見かけると余計に焦りも感じると思います。

学校にも行っていない、仕事もしていない、どこにも所属先がない、どこにも居場所がない。
それはひとまず置いといて、といってもかなり難しいと思いますが、自分の好きなことをすること、私の経験からも何よりもそれが一番大切だと思います。
それはどんなことだっていいです。「好きだから」やっている、「好きだから」やりたい。理由はそれだけでいいです。
そんなこといったって・・・
それができるたったひとつの方法があります。
それは「周囲の人たちの理解と待つ姿勢」です。
絶対に責めや要求を出してはいけません。
私自身、「無所属期間」を過ごせたのも周囲の人の理解でした。
その支えがあって次のステップに踏み出せるのだと思います。

所属先や肩書きが知らず知らずのうちに人の意識の中に入り込んでいるおかしさ

「無所属」でいることにも意味がある目的もある

「無所属期間」は「空白期間」ではありません。
「停止」でも「停滞」でもありません。
その間も人として成長しているし、前に進んでいます。
そう受け止められるのも周囲の人たちの理解と支え合いが必要なんです。

そもそも「無所属」は悪いことではありません。
むしろ「無所属」でいることに意味がある、価値があるのです。
私自身敢えて「無所属」「未所属」であることを選択して教員を早期退職することを決めました。
そして、起業してからも無所属を続けています。
「無所属」でいることも選択肢のひとつなのです。

社会的所属がなくなると、ひとりの時間が増えやすくなります。不安や焦燥感が積もりやすい状況で、次の進路を決めることに向き合い続けると苦しくなることがあります。
そのため気分転換になるものを見つけることで、一時的にせよ不安が緩和されたり、少しでも達成感を味わえたりすることで、気持ちを安定させることができます。

動画編集のように、外に出したい情報があったり、単発の仕事であったりするものだけではなく、ジョギングでも、ゲームでもよいと思います。これまで読もうと思って読んでいなかった書籍や、気になっていたアプリを触ってみる、スポーツ観戦に行くなど、自分の為だけにうまく時間が使えるものを見つけてください。

4月1日から居場所を失ってしまう方へ

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-暮らし

執筆者:

関連記事

緊急事態宣言によって失ったものが多くある中、得たものは何か?

緊急事態宣言によって失ったものが多くある中、得たものは何か? 行動制限、マスクの着用、ワクチン接種は本当に必要だったのか? この2年間の総括が必要だ。 ここ最近急速に陽性者の数が減った「カラクリ」を明 …

鳥取県災害ボランティアのみなさん、本当にありがとうございます

災害ボランティアのみなさん、本当にありがとうございます。 「できること」を「できるとき」に「できる人が」がキーワードですね。 普通の日常が当たり前ではなく、奇跡の連続なんだなということを痛感しました。 …

老後の不安を煽る情報に恐れることはありません

老後破産だとか下流老人だとか年金が消滅するとか、老後の不安を煽る情報が飛び交っていますが、それに対して無力感を感じている人こそ問題なのです。 何も言わないで社会の流れに流され、長いものに巻かれて生きて …

花火大会のごみは持ち帰って、家庭ごみとして出しましょう!

8月は山陰各地で花火大会があり大勢の人たちで賑わいますが、みなさん、花火大会の翌日早朝に大勢のボランティアの人たちがごみ集めをしていることを知っていますか? 気温が30度以上になる早朝から他人が捨てて …

小説「ペスト」がまさに今起きている世界の状況と酷似している

新型コロナウイルスの影響でいまだ十分な供給の目処が立たないマスク、SNS上の誤った情報をもとに買い占めが発生したトイレットペーパー、一斉臨時休校によって勉強をしなくなるのではと不安になった親が買ってい …

スポンサーリンク

スポンサーリンク
S