教育

「そうか!」チャートで読み書きが困難な児童・生徒それぞれの特性の理解を

投稿日:

読むこと・書くことが苦手な子どもの指導と支援チャート「そうか!」チャートというのがあります。
「そうか!」チャートは、井上賞子先生 (松江市立意東小学校)、杉本陽子先生 (飯塚市立飯塚小学校)、佐藤里美 協力研究員 (東京大学先端科学技術研究センター) と共同開発されました。
学校での学習指導は、教科書を「読み」、ノートやプリントに「書く」という行為を通じて行われることが中心です。
そのために、読み書きが苦手な子は「理解力」「認識力」が弱い、「知識」の蓄えも少ないと判断されがちですが、入力(読む)と出力(書く)に困難があるだけで、理解力や能力が弱いのではありません。
その子に合った入力や出力方法さえあれば、きちんと表現できます。
読み書きの困難は子ども個々の「特性」であって理解や能力とは違います。
個別の学習指導を進める前には、学ぶ意欲を高めることからがスタートです。
そのためには、その子に合った学習内容と学習方法を知ることが大切です。
そのうえで、学習する内容の分量やその子に合った課題の調整をしていくことが必要です。
これが、総合的な個別の支援になります。進めて下さい。
この「そうか!」チャートは、そのような子どもの学習指導をするためにひとつの手掛かりになります。
子どもがなにをどのように困っているかを理解したうえで、どんな学習方法をしていけばいいかのヒントになります。
LD等専門員や特別支援担当だけでなく、すべての教員に学んでもらいたいです。
「そうか!」チャートはこちら

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-教育

執筆者:

関連記事

学校の授業時間にでゲームをやって算数の授業が成り立つのか?

やる気をもって学習するには興味・関心のあること、またはやる必然性を感じる必要があります。 教科書の勉強にはやる必然性がありません。 「やらなきゃいけないから、しかたなくやる」「やらなくていいなら、やら …

「1年間でどれくらい学校に来てるのだろう?」という押し付けの道徳授業

この指導目標を押し付けられるのは、イヤだなぁ。 これでは、学校信仰を助長させることにつながります。 我慢して学校に行っているのに、休みの日くらい好きなことしたいよ。 この授業内容では、多くの子どもは途 …

教育基本法では義務教育の場を学校に限定していない

そもそも、教育基本法では義務教育の場を学校に限定していませんよ。 義務教育の定義からして、卒業認定とか修了認定とかは高校進学ありきの論理です。 中学校での内申書が高校入試に影響することから卒業云々が問 …

学校って行っても行かなくても 大丈夫かどうかは本人次第です

子どもの不登校対応は親の思いが優先しているケースが少なくありません。不登校はなんの問題でもないのに、子ども本人にはなんの責任もないのに、親や周りの大人が「問題」にすることで「親を含めた周りの大人が要因 …

栃木県高根沢町の適応指導教室の運営方針が素晴らしい!

現在不登校の子どもの学校以外の場所として、公的な教育センター、子ども支援センター、民間のフリースクールがあります。 その多くは「学校復帰」を看板にしていますが、大切なことは一人ひとりのニーズに応じた対 …

スポンサーリンク

スポンサーリンク
21世紀の松下村塾 教育相談無料