教育

「そうか!」チャートで読み書きが困難な児童・生徒それぞれの特性の理解を

投稿日:

読むこと・書くことが苦手な子どもの指導と支援チャート「そうか!」チャートというのがあります。
「そうか!」チャートは、井上賞子先生 (松江市立意東小学校)、杉本陽子先生 (飯塚市立飯塚小学校)、佐藤里美 協力研究員 (東京大学先端科学技術研究センター) と共同開発されました。
学校での学習指導は、教科書を「読み」、ノートやプリントに「書く」という行為を通じて行われることが中心です。
そのために、読み書きが苦手な子は「理解力」「認識力」が弱い、「知識」の蓄えも少ないと判断されがちですが、入力(読む)と出力(書く)に困難があるだけで、理解力や能力が弱いのではありません。
その子に合った入力や出力方法さえあれば、きちんと表現できます。
読み書きの困難は子ども個々の「特性」であって理解や能力とは違います。
個別の学習指導を進める前には、学ぶ意欲を高めることからがスタートです。
そのためには、その子に合った学習内容と学習方法を知ることが大切です。
そのうえで、学習する内容の分量やその子に合った課題の調整をしていくことが必要です。
これが、総合的な個別の支援になります。進めて下さい。
この「そうか!」チャートは、そのような子どもの学習指導をするためにひとつの手掛かりになります。
子どもがなにをどのように困っているかを理解したうえで、どんな学習方法をしていけばいいかのヒントになります。
LD等専門員や特別支援担当だけでなく、すべての教員に学んでもらいたいです。
「そうか!」チャートはこちら

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-教育

執筆者:

関連記事

休校中の宿題、公立校では約半数がイヤイヤだが、国立・私立では7割の子が意欲的

休校中の子どもの宿題への取り組み方について、保護者向けにアンケート調査した結果が公開されています。 「4月または5月の休校中に、お子さんは、学校からの課題・宿題にどのように取り組みましたか」 公立学校 …

学校卒業後の就労まで見据えた特別支援が重要

一人ひとりを大切にする教育のためには、就学前の子どもから学校以外の学びの場は絶対に必要です。 社会参加の形も一人ひとり違います。 それを実現できる社会を作っていきたいです。 明蓬館高等学校は、障害者雇 …

障害は不便なことはあっても必ずしも不幸ではない

まずは発達障がいについて知ることからはじまります。 学校の教員や特別支援教育コーディネーターの特別支援教育の理解はもちろん、具体的な対応方法について教えてあげる必要があります。 保護者は一人で抱え込む …

誰もが世界でただ一つのかけがえのない人間、皆同じようにするからおかしなことになる

まったく同感です。 「不登校」も「発達障害」も大人の都合で造り上げられたわけで、なんの問題もありません。 そもそもそんな概念を造り出したことが大きな問題なんです。 10人いたら10人とも違う、100人 …

不登校を「問題行動」と判断してはいけない

何度でも言います! 不登校が問題なのではなく、「不登校を『問題行動』だとしていること」が問題なのです。 学校システムそのものが不登校を生んでいるという認識が必要にも書いたとおり、2016年(平成28年 …

スポンサーリンク

スポンサーリンク
21世紀の松下村塾 教育相談無料