仕事

障害者が働くための配慮とは思いではなく、仕事をするために必要な環境を整えること

投稿日:

発達障がいのある人たちへの支援ポイント「虎の巻シリーズ」でも紹介していますが、障害者が働くための配慮とは「思いやり」や「気遣い」ではなく、仕事をするために必要な環境を整えること。
障害者は働く環境に障害があるために能力が発揮できていないだけです。
環境とは、その人の能力を発揮するためのツールを用意したり仕事内容や時間を調整するなど、働きやすさを整えることをいいます。

私の経験からすると、最悪の状態を想定して自分に必要な配慮を伝えたほうがいいと思います。
入社するときに「大丈夫です」と伝えても、それが通用しない状況に必ず遭遇します。
例えば、新しい業務について健常者と同じように教えられても、同じようにはできませんよね。
私の場合にはスクリーンリーダーを例にしましたが、例えば、精神障害がある人の場合には「個別面談を月1回お願いしたい」と言って入社したのに、働きはじめてから「週1回にしてほしい」と言われたら「話が違うじゃないか」と思うのではないでしょうか。
先に多めに言っておいて、後から少なくなるのであれば「思ったよりも、頑張ってやってくれますよ!」と受けとめてもらえると思います。

企業で働く当事者に聞いた!働いてお金をもらうということ

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-仕事

執筆者:

関連記事

「勝手に働き過ぎ」と言わせず 教職現場の包括的命令、最高裁認める

鳥居さん、みんなのために闘い続けてくれてありがとうございます。 なにが「勝手に働き過ぎ」というのでしょうか! 無理を強いている、過重労働を押し付けているのは文科省や教委でしょう。 まじめで責任感が強い …

働き方改革で置き去りの教員の長時間労働問題

どれだけ働いても、公立学校の教員には残業代が出ません。 法律上、教員の残業時間は「ゼロ」だからです。 教員に残業代は出ませんが、その代わりに「調整額」というものが月額約1万4000円出されています。 …

起業するなら上司も部下もいない仕事にすべき理由

部下が最もやる気になって才能を発揮しようとするのは、「上司が強みを活かそう」とするとき。 部下がやる気を最も削がれるのは、「上司が部下に対して無関心である場合」なのです。 私は上司も部下もいない仕事を …

スティーブ・ジョブズのカッコいい生き方にほれてまうやろ~

さすがスティーブ・ジョブズ、カッコいい生き方をしています。 スティーブ・ジョブズは、気むずかしく、強情頑固で協調性に乏しく、周りに理解されにくかったといわれます。 彼独りでは、今のアップルは無かった。 …

視覚障害のブラインドライター・松田昌美さん「障がいは新たな能力を身につけること」

視覚障害のブラインドライター・松田昌美さん、現在の視力は「目の前に出された指の数が分かる程度」ですが、倍速の早送り音声や複数人が同時に話しているような音声でも聞き取れる並み外れた聴力の持ち主。 OLと …

スポンサーリンク

スポンサーリンク