教育

学校指定の携帯電話「制携帯」を導入してみたらこうなった

投稿日:

平成25年の調査によると、中学生のスマホ所有率は49.6%、高校生は83.4%と、今では高校生の10人に8人以上がスマホを持っています。
学校指定の「制服」は多くの学校でありますが、学校指定の携帯電話「制携帯」を導入している学校があることを知りました。
神戸市の須磨学園が、平成22年に「制携帯」を導入しています。
携帯を一律に規制するのではなく、正しい使用方法や危険性を学ばせることが目的で、悪質サイトのフィルタリングや閲覧時間の制限をかけた学校仕様の携帯電話(ガラケー型)を支給しています。
学校がサーバーを管理し、ネット上でのいじめの疑いがあった場合にメールや通話履歴を監視するなど一定の効果もあったようです。
さらに「制携帯」から「制スマホ」に変えたのですが、ゲームに没頭する生徒が増えたためわずか半年間で従来型の携帯電話に戻したということです。
大胆というか思い切った画期的な取り組みだと思ったのですが、高校生のスマホ利用にあたってはさまざまな課題があるようです。
現在、多くの高校では学校への持ち込みや休み時間の使用は認めていますが、「スマホは学校で管理できない」として対応に苦慮しているケースがみられます。
スマホは学習で活用できるメリットもあり、大学では積極的に使われていますが、高校での利用は難しいようです。
やはり、子どもにスマホを買い与える際は利便性と危険性の両面があることを認識し、まずは親子でしっかり話し合うことが重要だと思います。
しかし、今後個々の子どもの実態に応じた多様な学びの形に対応するためには、学校へのICT機器の導入は促進していく必要があります。
ICT機器を活用した学習についての研修は行われていますが、実際の導入となるとまだまだこれからです。
学校の授業での具体的な実践を進めていきながら、効果的な利用をしていきたいです。
学校がケータイを「制携帯」として積極導入!その訳とは?

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-教育

執筆者:

関連記事

一斉休校と学校再開で分かる教員を軽視し続ける日本の教育

学校や教員は、ありとあらゆることを引き受けている。 子どもたちが学校にいたからこそ、家事や仕事ができていた。 子どもたちの勉強から生活までを引き受けていることで、親たちは仕事に専念することができる。 …

中学校までは特別支援学級があるのに高校には設置されていません

保護者の中には中学校卒業後の進路を心配されている方が多いです。 中学校までは特別支援学級があるのに、高校は特別支援学級が設置されていませんが、発達障害などの障害があっても、もちろん高校進学はできます。 …

日本の教育の「皆同じでなければ」への違和感を感じています

子どもたちが興味のある話題から入るからこそ、主体的な学びにつながる。 先生も、さまざまな方向に導いていく問いかけが非常にうまい。 決められたことをこなす画一的、一方的な日本の学校とは大違いです。 日本 …

親も学校も子どものありもままの姿を認める、信じて、見守り、待つこと

いよいよ2学期がはじまりますね。 私もこの時期が1年の中でもっとも嫌な季節でした。 1学期に学校に行っていなかった子へは夏休み中も学校から何らかのアクションがあったかもしれませんし、始業式を前にして校 …

自由創造ラボたんぽぽ発行の小冊子「ありのままで」が届きました

米澤 美法さん主宰のNPO法人自由創造ラボたんぽぽさんが発行した小冊子「ありのままで」が届きました。 私も保護者の方や教育関係者に渡そうと思って、20部ほど注文しました。 これは冊子発行と、配布のため …

スポンサーリンク

スポンサーリンク
21世紀の松下村塾 教育相談無料