ポケモンGOが日本国内での配信を開始しました。
このゲームは良いことばかりではないのですが、思わぬ副産物が生まれています。
「自閉症の子どもが、このゲームのおかげで社交的になった。」
「ポケモンGOは、うつや不安に悩む私を助けてくれて、外に出してくれた」などの報告が相次いでいます。
ポケモンGOの持っているアルゴリズムは、自閉症の子が得意とする情報を与えてくれている。
精神疾患が原因でこれまで外出できなかった人が、ポケモンGOをすることで外に出ることができてきた。
ポケモンGOに限らず、見ず知らずの他人であっても、好きなもの同士が同じ目的のために集まって、和気あいあいと関係をつくることができれば、そこには自然とコミュニケーションが生まれます。
そいういう意味でポケモンGOは対人恐怖を取り除くことができる可能性があるツールのひとつだともいえます。
さらに、今後搭載される予定の「ポケモン交換機能」は、ますます親密なコミュニケーションを引き出すことになるとも考えられています。
このように、ゲームの持っている特性が自閉症や精神疾患の人にとって前向きな対人関係を作る効果が期待されています。
周りの環境が人間関係を作り出し、その関係性によって「その人」がその人らしく過ごせます。
多くの人たちがそうであるように、私自身も、居心地のいい場所を見つけ、安心できる人間関係を作ろうとして動いています。
良好な関係性があれば、お互いが発するメッセージはすべてプラスに受け取ることができるようになります。
「何を言ったか」という言葉かけ「どのように対応したか」という行動も大切なんですが、「誰が言ったか」「誰が対応したか」という関係性のほうが大きいです。
そういう関係性が広がっていけば、みんなが楽しくすごせるようになります。
あと、特に日本人は「これがいいいみたい?」というものに一斉に飛びつく面がありますので、それにも十分気をつけたいものです。
私は他人と同じことをするのが好きではないので、敢えて違うことをしていますが。。。
だからといって「ポケモンGOをすれば自閉症や精神疾患が治る」という間違った情報が広がらないようにしなければなりません。
また、ポケモンGOで遊ぶデメリットもあるので、使い方には十分注意して遊びましょう。
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執筆者:azbooks