時間の問題だとは思っていましたが、お隣の島根県でも感染者が出て、昨日とうとう鳥取県でも出ました。
当初は高齢者がかかりやすいと報じられていましたが、専門家の間では「ウイルス感染はしているが、症状が出ない子供がいることを念頭において、今後の対策を立てる必要がある」と指摘しています。
鳥取で感染者が出たというのも、「検査で陽性になったことが分かった」のであって、感染していても無症状の人がいると考えられます。
全国的に「感染経路不明」の人がどんどん増えている状況で、無症状の人が感染を拡大させてしまう状況です。
新型コロナ 感染しても無症状の子供から感染拡大の可能性があるの記事にもありますが、子供はウイルスに感染しても無症状だったり、重篤な症状が少ない傾向があることが中国の医療機関の調査などで明らかになっています。
ベルギーでは12歳の女の子がに死亡したと発表がありました。
新型コロナウイルスに感染して10代の若者が死亡するケースが、欧州各地で報告されている。ベルギーで3月30日に死亡した12歳の少女もその一人だ。持病の有無や死亡までの経緯といった詳細をベルギー政府は明らかにしていないが、地元メディアは治療を適切に受けられなかった可能性があると指摘している。
「なぜこんなに苦しいの」コロナ感染、12歳の少女の死
学校の先生たちは児童生徒の命と健康を守るために、衛生環境に大変気をつかいながら頑張っていますが、でもそんな中での学校継続はどうなんだろうと思います。
子どもの居場所の確保、学力保障、親の仕事などなど、いろいろと事情はありますが、やっぱり心配です。
「感染者が出ていない」というのは、「検査で陽性になった人がいない」ということです。感染しているかもしれないけどデータがないということです。
検査をしなければ感染しているかどうか分かりません。
また、軽症だから安心でもないと思います。
どうなるのか分からないというのが一番不安なんです。
個人的には行動を極力自粛しています。当面の間うちの塾もお休みにしています。
自分が感染するのも怖いし、他人にうつすのも怖いから。
そして、なによりも何かあったときに医療機関が利用できなくなるんじゃないかという怖さがあります。
これまでは、身体の調子が悪いと思ったら気軽に病院に行けていた。安心して治療ができる日本の医療制度は素晴らしいと思います。
私も何度かお世話になりましたが、そこに病院があり、お医者さんがいてくれるというだけで安心感があります。安心して暮らせます。本当にありがたいことです。
だから、今もっとも重要なことは医療を崩壊させないことだと思います。
営業自粛や休校措置などによって、暮らしの上で様々な影響が出ていますが、今この状況をなんとかみんなで乗り越える必要があります。
そのためにできることは、感染を拡げないこと。そのためには他者との接触を避けること。
あまり悲観的に考えない方がいいのかもしれませんが、コロナ感染が死につながる。自分の行動次第でそうなる可能性があるということを強く認識し、感染拡大を防ぐためにできることを一人ひとりが実行するしかないです。
コロナでさまざまな影響を受けてはいますが、こんなときだからこそできることもあり、各所で知恵と工夫によって新しい変化も起こってきています。
そして、直接対面することはできなくても、これまでよりもいろいろな人たちとのつながりが一層広がっているような気がします。
今はうちで過ごそう、うちでできることをしましょう。
そうすれば、コロナウイルスの猛威が終わった後、これまでよりもより良い世界になるはずです。
これを書いていたら、「サピエンス全史」のユヴァル・ノア・ハラリ氏の言葉を思い出しました。
『サピエンス全史』のユヴァル・ノア・ハラリ氏の寄稿「新型コロナウィルス”について」