明らかに家庭でやるべきことを学校に要求される場合があります。
「それは家庭でしっかり教育してください」とはっきり伝えるべきです。もちろん学校としても協力はしますが親が主体となって指導すべきことまで学校が背負うことはありません。
「子どもが親のいうことを聞かないので、先生からよく言ってきかせてください」と頼まれることがありますが、これも親がちゃんとすべきことです。家庭で決めればいいルールまで学校で決める必要はありません。
「夏休みのよい子のくらし」などもわざわざ学校が作る必要はありません。休み中のくらしは保護者が見守ることです。
テレビ報道などでも家庭の問題でも親が出て来ないで学校長が謝罪するシーンがよくあります。あれもどうかと思います。
学校には学校の役目、家庭には家庭の役目、親には親の役目があります。
【最近思うこと2】〜保護者の責任〜
熊本日日新聞の8月5日夕刊の拙稿です。編集者の許諾を得て紹介します。
学校に勤務しているときには言いにくいことでしたので、あえて書きました。
なんでもかんでも子どもの教育を学校が請け負うと、家庭の教育力はますます低下してしまうと思うのです。