世の中には英語学習教材があふれ、英会話スクールやオンライン講座も乱立している。
なのに、聞こえてくるのは道半ばで挫折した話ばかり。努力しているつもりなのに、なかなか結果につながらないのはなぜ?
多大な時間とお金を費やして遠回りをした挙句、諦めてしまう人がとても多い。
勘違いの顕著な例が「英語を話せるようになりたいから話す練習をする」というアプローチだ。
外国語を学ぶ場合、最初から話したり書いたりというアウトプットができるわけではない。まず「聞く」「読む」という受け身の作業を通して大量のインプットをため込んだ状態が確保されていなければ、「話す」「書く」スキルを効率よく習得することはできないということが多くの研究で立証されている。
・話せるようになりたいから話す練習を――の勘違い
・大量の英語を聞き続ければいい――の勘違い
・発音なんて気にしなくていい――の勘違い
・学校で得た文法・語彙の知識は無駄だった?
・アウトプットできないのはインプットが足りてないから。
・上達しないのは日本人の消極性ではなく、目的意識の弱さが要因。
ダイエット商品やメイク、エステグッズが流行るのとよく似ている。
第二言語習得の研究から見た、「勘違いだらけ」日本の英語学習