前々から読みたかった本でしたが、 なかなか面白い。結末が早く知りたくて一気読みしました。
この「カエルの楽園」は現代日本を風刺した物語で、ここに登場するカエルはこんな設定です。
・ナパージュ =日本
・デイブレイク =朝日新聞
・スチームボード=アメリカ
・ウシガエル =中国
・三戒 =憲法9条
いろいろ批判もあるようですが自分で読んで考えたらいいです。
文章が分かりやすいので子どもも読めます。
憲法にしても9条にしてももっと議論すべきだと思います。
議論を避けるようなことはやってはいけないと思います。
特に9条に触れようとすると「触ってはいけないもの」「変えてはいけないもの」のような扱い方をされることがあります。
彼らは憲法をきちんと読んでいるでしょうか?内容をきちんと理解しているでしょうか?
世界の憲法の中で日本の憲法の位置づけをどう考えているのでしょうか?
右とか左とかは関係ありません。どちらにしても議論していくことが大事です。
なぜちゃんと勉強する必要があるのか?
なぜ自分の頭で考えることが大切なのか?
この本を読んだら分かります。
知らなかったこと、知ろうとしていなかったことをちゃんと知ることの大切さが分かります。
自分の意見を持ち、主張することの大切さが分かります。
百田尚樹さんの文章はとにかく読みやすい、とても分かりやすいです。
日本人ならこの本は絶対読んでおきたいですね。
特に「日本国紀」は素晴らしいです。日本人とは何か、日本人は世界の中でどう生きてきたかを通史で学べます。完全保存版ですね。
比べて読むと、日本史の教科書の薄っぺらさがよく分かります。
ところで、今の高校って近代史の授業ってしているのでしょうか?特に昭和の歴史。
私が高校生の時は、「あとは自習」扱いされて授業はしてなかったけど。
今を生きている日本人にとって最も重要なところが自習なんだなあ?
「日本国紀」はどこから読んでもいいので、真っ先に「第十一章 大東亜戦争」を読んだよ。
中高の社会、歴史の教員は絶対読むべきだね。
そういえば、この物語の中に「三戒」を信奉している「ローラ」というカエルが登場します。
物語の最後に「ローラ」が発した言葉がこの物語を一文で語っているのですが。
びっくりです!
百田さん、まさか?
たまたまだよねえ。
読んでみたらわかりますよ。
なんというタイミングなんでしょう。
ローラの辺野古沖「埋め立て反対」 百田尚樹氏が2年前に予言?
百田尚樹の「カエルの楽園」を教材にして授業をしてみませんか
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執筆者:azbooks