「今日の感染者数」が毎日のように報道されている一方で、それよりも重要な出来事はほとんど報道されません。
これがメディアの偏りがある大きな問題です。
「今日の自殺者数」を都道府県別に毎日ニュースや新聞のトップで報道したら社会は変えられる。
2020年の自殺者数は前年比750人増(3.7%増)の2万919人だった。
自殺者数の方がコロナの死者数よりも圧倒的に多く、その要因には「社会的な問題」があるにも関わらず、それが問題になるどころか「個人の問題」として片付けられ、具体的な対策は講じられない。
コロナで死亡した子どもは1人もいないが、 2020年の小中高生の自殺者は68人増の440人で、1980年以降で最多だった。
にも関わらずこのことはメディアでほとんど取り上げられることはない。だから知らない人がほとんどだというのが現実なのです。
そして、前年までの反省もされないまま、長年の間改善されないままだ。コロナよりも相当重要な問題なのに。
だから、それを毎日のニュースで取り上げたら社会は変えられる。
報道されなければ「ない」ことになってしまう情報社会
どんな大きな問題でも報道されなければそれは「ない」ことになる。
どんな些細なことでも毎日毎日報道されたら大問題になる。
知らないことはないことになる。
政治家にとって一番の仕事は国民を政治に無関心にすること、政治に期待させなくすること、そのために最も簡単な方法が真実を伝えないことだ。
それはメディアを利用すれば簡単にできる。
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