文部科学省が推進しようとしているICT教育とは、インターネットを使って情報活用能力を育成し、協働型・双方向型の授業革新を進めるものです。
教育現場でICTを活用しないほうがリスクになる時代になっていきます。
公立高校では初の試みでしたが、校長は「ICTの活用では、より仲間の考えを共有、比較、評価、認識できるようになった。その結果、大学のゼミのように活発な議論を重ね、自ら積極的に学ぶ授業も増えた」といいます。
学習面での効果はもちろん、学習意欲も向上していることがうかがえます。
千葉県立袖ケ浦高校情報コミュニケーション科。2011年度から自己所有のiPadを1人1台全員必携とした。
自分で買ったタブレット端末を学校に持ち込み活用するという公立高校で初の試みだ。
家庭への経済的な負担が心配されたが、高校の授業料無償化や、電子辞書を買う必要がないなどの理由から、大きな問題にはならなかったという。
機械の使用方法より教員の目指す授業観が大切。
生徒にとってプラスにできることがいっぱいあると感じた教員には、私たちが技術面を少しフォローするだけで教育の幅がぐんと広がる。