このたび鳥取県が実施した「ひきこもりに関する実態調査」。
そもそも「ひきこもり」をどのような基準で判断しその対象としているのか?
市町村が把握した実人数というが、これって「窓口に相談した人」ってこと?
では、「ひきこもり状態にある」685人に対して今どんなことをしているのか、そしてその中から出てきた課題やニーズに対してどのとうな対策を講じているのか?
今後の対応として「していきたい」「支援していく」とあるが、これって対応ではなくて「努力目標」じゃないの?
もっと具体的な対応方法でなければ意味がありません。
具体性のない実効性のない「書いただけ」の対策ではなんの効力もありません。結局「様々な理由があり、対応が困難な状態が続いている。」で終わるのではないかと危惧します。
まずは、「相談したくてもできない」という現状をどうとらえ、それをどのように解決していくのか、それを聞きたいです。
市町村におけるひきこもり状態にある方(15歳以上59歳以下)の状況を調査し、地域における実態を把握することで、今後のひきこもり対策の基礎資料とする。
※市町村が把握しているひきこもり状態にある方の人数は、今年2月に県青少年・家庭課が調査しているが、ひきこもり対策の推進のために、より詳細な実態把握が必要であることから、民生児童委員協議会等の団体の協力も含め、市町村に調査協力を依頼したもの。
調査方法
市町村関係部署での相談対応や、民生児童委員協議会や社会福祉協議会等関係団体への調査から市町村が把握した実人数
今後の対応
ひきこもり対策の更なる推進に向け、県として、とっとりひきこもり生活支援センターの相談体制の強化や、精神保健福祉センターを中心に保健所等による市町村職員・支援関係機関従事者への研修、ひきこもり支援に関する相談窓口や支援機関の情報発信を強化し、ひきこもり状態にある方を早期把握・早期支援できる体制を整備していきたい。
また、今後、身近な地域での支援が重要になることから、今回の調査結果を市町村へ還元するとともに、各種会議や意見交換の場を通じて、ひきこもり対策に係る国庫補助事業の活用の呼びかけや、好事例等の情報提供を行い、市町村における支援が充実するよう支援していく。