五味太郎さん、いいこと言ってるなあ。
・今みたいな時期こそ、自分で考える頭ときちんとサボれる体が必要。
・ガキたち、これはチャンスだぞ、心も日常生活も、乱れるがゆえのチャンス。
・「早く元に戻ればいい」っていうけど、じゃあ戻ったその当時って本当に充実してたの?
「ふだんの何がつまんなかったのか、本当は何がしたいのか」
・乗りこえていくというより、前よりよくしようよ。
・初等教育って「大きなお世話」だと思う。人格形成とか学習能力か。
・全員座ってじっと先生の話を聞くって、子どもの体質には合ってない。
私もそれが無理だったので、学校体制に疑問を感じて途中で教員を辞めました。
児童を全員座らせててじっと先生の話を聞かせるって、私の体質にも合ってなかったので。
言われたことを言われた通りにするってことも、私の体質にも合ってなかったので。
みんなに同じ時間に同じことをさせるのって、私の体質にも合ってなかったので。
しかも1教科45分間を6時間も、1日中させるなんて無理だわ。
それよりも、自分で考えて自分の好きなことをするのが私の体質にも合ってるので。(笑)
これは、むしろ「学校化社会」を問い直すきっかけになる。
新型コロナウイルスによって、学校が一斉休校になり、これまで「当たり前」だったことが崩れています。でも、そのコロナ前の「当たり前」の社会が、子どもにとって良い社会だったのかと、五味さんは問いかけています。五味さんの娘さん2人は、途中から学校に行かない選択をされていますね。
学校に行きたくない子どもに親が行きなさいというのは、子どもが「お風呂が熱い」って言ってるのに、親が「肩までつかって100まで数えなさい」というようなもので、人類は進化してるはずなのに、いまだに根拠のない根性論が……。
自由なんて、あると思うから意識しちゃう。「不自由が前提」なんだ。
休校は五味太郎さんのいう「じょうぶな頭とかしこい体」になるチャンス!なんです。「じょうぶな頭とかしこい体」じゃなくて「かしこい頭とじょうぶな体」じゃないの?って思った人、ぜひ五味太郎さんの本を読んでみてください。
いよいよ今週から新学期が始まりますが、本当に、今学校を再開していいのか?、それは本当に大切なことなのか?
一度立ち止まって考えてみたらいい。
学びは子どもたちのものです。それは学校に行かなければできないことではありません。
子どもたち、無理して学んでいないかい?
学んでいる「フリ」をしていないかい?
大人に「そんたく」する子どもを造っていないかい?
子どもから「自分で考える」時間を奪っていないかい?
子どもから自由を奪ってはいないかい?
せっかく自由に考えられる時間をもらったのに、学校を再開することで結局やらせることに戻そうとしているんじゃないの。
大事なのは、どんな時にも自分で判断して自分でリスクを背負い、自分で生き方を選ぶこと。
今の自分に納得できているかい?
自分に納得して、今を生きているかい?
休校になろうが再開しようが、どちらになっても、どれを選択するかは自分で決めたらいいってことだね。
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