不登校の子どもへの対応でやってはいけないことはいくつかあります。
また、これは不登校の子どもだけでなく、すべての子どもへの対応に当てはまります。
そして、親子の関係だけでなく、学校の教師と生徒との関係でも有効です。
以下のことは不登校の子どもだけではなく、良好な親子関係を作るうえでのまずい対応の仕方です。
親はよかれと思ってやっていることがあるかもしれませんが、子どもにとってはいい迷惑です。
「強制、強要、要求、期待のかけ過ぎ」などのまずい対応をすると、子どもは必ず悪化します。
子どもはますます追い込まれ、精神的不安や社会性の障害が重くなるの方向へ働く心配があります。
これらは瞬時に親子関係を断ち切ってしまい、「もう親とは一切口をきかない」「もう絶対に親のことは信じない」というような悪影響を生じさせることになってしまいます。
親や学校がやってはいけないこと
・子どものその時点でできること以上にがんばらせる
・子どもの声を聞かないで親が強制、強要、要求、期待する
・勉強やスポーツなどを長期継続したり、負荷をかける
・不登校の子どもの意に反する登校刺激や登校の強要
・登校できない子への過剰な言葉かけする
・「○○しなさい」「○○はダメ!」「なんでできないの?」などの命令指示
・子どもの行動の束縛、管理する、構いすぎ
・親の高すぎる期待、高すぎる目標を持たせる
・いちいち細かい指示指図を出す
・これからのこと、将来の筋道を親が決める
・子どものやろうとしていることの禁止・取り上げ
・子どもの自由意志を無視したり自発的行動を抑える
親の固定観念や期待によって、子どもの決定権を奪うこと、何事に対しても親の頑張りすぎ、子へのがんばらせすぎが最もよくありません。
このような対応はは子どもを苦しめることにしかなりませんから、絶対にやめてください。
親の「否定・批判・比較」の3Hは禁物です。子どもの「でも・だって・どうせ」の3Dを生むだけです。
次に、不登校の「親の会」に参加することも解決への道筋のひとつという話をします。