教育

小学校入学までに「◯◯が出来るように」しておかなくてもいいです

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「入学前に身に付けたい習慣」
1.朝は、時刻を決めて起きることができる。
2.夜は、時刻を決めて寝ることができる。
3.自分一人で衣服の着脱ができる。
4.脱いだものは、きちんとたたむことができる。
5.進んでうがいや、手洗いができる。
6.一人で用便ができる。
7.トイレを使った後、水を流すことができる。
8.食事前の手洗いが、進んでできる。
9.ハンカチとちり紙を自分で用意して、毎日身に付けることができる。
10.食べ物の好き嫌いをしないで、なんでも食べることができる。
11.自分の使った食器の後片付けができる。
12.「おはようございます」「ごめんなさい」「ありがとう」などのあいさつができる。
13.ランドセルに教科書やノートを入れたり、出したりできる。
14.家から学校までの道を一人で歩くことができる。
15.お腹が痛い、気分が悪いなど、体の具合が悪い時に伝えることができる。
16.自分の名前を読むことができる。
17.家の人の名前、電話番号、住所を言うことができる。
18.傘を一人で閉じて、とめることができる。

学校というところは形を合わせたいので、このような「~できる」を要求してきます。確かに入学してくる子どもたちがみんなできたら、「学校にとっては」楽でしょうね。
でも、別にこれらができなくてもいいです。
どうでもいいことばかりです。
親もあわててそれをさせようとしなくてもいいです。
そのまんま、その子のまんま入学したらいいです。
こんなことよりも、今本人が「やりたい!」って思っていることをいっぱいやったらいいです。

「小学校入学前に身に付けさせなくてもいい どうでもいい習慣」

1.朝は、時刻を決めて起きることができる。
→楽しみなことがあれば早起きします。そうじゃなければ布団から出たくないです。
2.夜は、時刻を決めて寝ることができる。
→眠たくなったら寝られます。
3.自分一人で衣服の着脱ができる。
→一人でできなくても手伝ってもらったっていいです。
4.脱いだものは、きちんとたたむことができる。
→脱ぎっぱなしでも本人が問題だと思わなければどうでもいいです。
5.進んでうがいや、手洗いができる。
→のどが痛かったり、手が気持ち悪いと感じたらやります。
6.一人で用便ができる。
→誰かについてきてもらっても大丈夫です。
7.トイレを使った後、水を流すことができる。
→流し方を知っていても忘れることもあります。水洗ボタンもバルブ式ではなく軽いスイッチのものにした方がいいです。
8.食事前の手洗いが、進んでできる。
→手を洗わなくても食事はできます。
9.ハンカチとちり紙を自分で用意して、毎日身に付けることができる。
→本人が必要だと思ったら自分で用意します。別に家族に用意してもらってもいいし、ハンカチとちり紙を持っていなくてもなんとかなります。
10.食べ物の好き嫌いをしないで、なんでも食べることができる。
→なんでもは食べられませんが、おいしいものなら食べます。
11.自分の使った食器の後片付けができる。
→家族で家事の分担を決めたらいいです。家事はお母さんの仕事ではありません。
12.「おはようございます」「ごめんなさい」「ありがとう」などのあいさつができる。
→大人があいさつをしたら子どももするようになります。いばっている人にはあいさつをしたくありません。大人があいさつをしたくなるような人になることが大事です。
13.ランドセルに教科書やノートを入れたり、出したりできる。
→できなくても、誰かに手伝ってもらったらいいです。
→毎日毎日入れ替えるのは大変なので、教科書やノートは持ち帰らなくても学校に置いといたらいいです。
14.家から学校までの道を一人で歩くことができる。
→一人では危ないこともあります。誰かと一緒に遊びながら帰った方がぜったい楽しいです。
15.お腹が痛い、気分が悪いなど、体の具合が悪い時に伝えることができる。
→我慢しなくていいです。周りの人が気づくことも大事です。
16.自分の名前を読むことができる。
→自分の名前が言えたらいいです。
17.家の人の名前、電話番号、住所を言うことができる。
→言えなくても何かにメモして持っていればいいです。
18.傘を一人で閉じて、とめることができる。
→これ、めちゃくちゃ細かいなあ。
できなくても誰かに手伝ってもらったらいいし、雨でぬれた傘はとめるのは大変です。
教育雑誌などにも「入学準備特集」で書かれていることもありますが、できなくてもいいです。
学習用具も全部書い揃えなくても必要になってからでいいです。
小学校入学までに「◯◯が出来るようにしておきましょう」という考え方の落とし穴

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