教育

西郷孝彦さんの「学校の常識を根底からくつがえす取り組み」

投稿日:


5月11日の夜、西郷孝彦さんの「学校の常識を根底からくつがえす取り組み」が放送されました。
ルールや規則があればあるほど、いじめは発生しやすい。
いじめの原因は管理教育にあります。
学校の校則もテストによる評価も宿題のチェックも、すべてがいじめの道具になっています。
学校側が子どもを管理すればするほど、子どもの主体性を奪っています。
学校から一方的に宿題を出す、動画で授業をやるなんてムダでしかありません。
せっかくなんにもしなくていいんだから、好きなことしてればいいのです。
休校になっている今、「学校から宿題を出して、あるいは動画で授業やるなんて、あんなのムダ。せっかくなんにもしなくていいんだから、好きなことしてればいいんだよ。
ゲームやりたい子はずっとゲームやってればいいし、本読みたい子は本読んでればいいし、好きなことができる時間をもらったんだなあと思って過ごせばいいなと、そう考えています。
学習指導要領が約10年ぶりに改訂され、2020年度より小学校、2021年度より中学校で実施される。そこで大きく打ち出されているのが、「生きる力」を育み、子どもたちが主体的に学ぶということ。
だが実際は、ブラック校則がはびこり、学校側が「子どもを管理する」という姿勢が改善されたとはいえない。

東京世田谷区にある公立の桜丘中学校。校則なし、スマホOK、授業も無理にでなくてもいい。学校の常識を根底からくつがえす取り組みは教育界で注目を集めてきた。10年かけて学校を変えてきたのが、校長の西郷孝彦さん(65)。自由すぎる方針には反発や疑問の声もあったが、信念を貫いてきた。その胸の奥にある思いとは?校長室に設置した定点カメラの映像で、昨年の夏から今年3月の休校後までの校長と生徒たちの交流を描く。

【ストーリーズ】ノーナレ「校長は反逆児」
世田谷人図鑑 第59回 西郷孝彦さん 世田谷区立桜丘中学校 校長(2019/10/16放送)

干渉されない時間が自主性を育む

 西郷さんが校長を務めた桜丘中学校をこの春卒業したばかりのある男子生徒は、コロナ禍に動じる様子があまりない。そのことにいちばん驚いたのは、母親だった。
「息子は春から都内の高校に入学しましたが、1日登校しただけで、休校が続いています。さぞ不安を抱えているだろうと聞いてみたのですが、“どんな状況でも、その中でやりたいことや楽しみを見つけるだけ”と、サラッと言ってのけたんです」(男子生徒の母親)
この男子生徒が特別なのではない。こうした考え方は、「桜丘中学校の“干渉されない3年間”で身についた」と、ほかの卒業生も、口をそろえる。

コロナ禍で鮮明に 非常時に力を発揮できる人とそうでない人

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-教育

執筆者:

関連記事

明日の始業式に担任がいないクラスがあるのですが

全国の公立学校で2558人の「教員不足」が明らかとなった。 今回が文部科学省の初の実態調査だというのも情けないことだ鳥取県では全国初の30人学級の導入と自慢げにしているが、学校現場ではまったく人手が足 …

今年は学びの改革元年、学びのスタイルの自由化が広がっていく

今年は学びの改革元年になります。 学びのスタイルの自由化が広がっていきます。 以前は、どちらかというとメディアの方が情報を先行していましたが、この度のコロナショックによって国も自治体も情報発信に努めて …

平成29年4月 倉吉市小学校適正配置についての説明会で協議はされるのか?

小学校適正配置についての説明会 平成29年4月22日(土)午前10時~11時30分 倉吉未来中心小ホール (倉吉市駄経寺町212-5) 対象者:倉吉市民 直接市民の声を行政に届けられる数少ないチャンス …

楽々かあさんの「毎日ラクラク笑顔になる108の子育て法」

これまでも子育てや発達障害に関するいろいろ本を読みましたが、これは実践向きというか、子育てについての具体的な方法が書いてあるので、とても分かりやすいです。 『発達障害&グレーゾーンの3兄妹を …

道徳の教科化ではいじめをなくすことはできない「架橋38号」

いよいよこの4月から小学校で「道徳科」の授業が始まります。 道徳の教科化とは「国が認定した教科書を使って」指導し、それを「担任が評価する」ということです。 教科書が求める価値観を教科書や教員が求める答 …

スポンサーリンク

スポンサーリンク