教育

子どもが親のいうことを聞かないので、先生からよく言ってきかせてください

投稿日:

明らかに家庭でやるべきことを学校に要求される場合があります。
「それは家庭でしっかり教育してください」とはっきり伝えるべきです。もちろん学校としても協力はしますが親が主体となって指導すべきことまで学校が背負うことはありません。
「子どもが親のいうことを聞かないので、先生からよく言ってきかせてください」と頼まれることがありますが、これも親がちゃんとすべきことです。家庭で決めればいいルールまで学校で決める必要はありません。
「夏休みのよい子のくらし」などもわざわざ学校が作る必要はありません。休み中のくらしは保護者が見守ることです。
テレビ報道などでも家庭の問題でも親が出て来ないで学校長が謝罪するシーンがよくあります。あれもどうかと思います。
学校には学校の役目、家庭には家庭の役目、親には親の役目があります。

【最近思うこと2】〜保護者の責任〜
 熊本日日新聞の8月5日夕刊の拙稿です。編集者の許諾を得て紹介します。
 学校に勤務しているときには言いにくいことでしたので、あえて書きました。
 なんでもかんでも子どもの教育を学校が請け負うと、家庭の教育力はますます低下してしまうと思うのです。

【最近思うこと2】〜保護者の責任〜

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-教育

執筆者:

関連記事

教員対象の授業研究会まで「やらされ感満載」の授業。「見せるため」の授業。まるで「研究会ごっこ」

ボクが教員を辞めた理由のひとつが「やらされ感満載」だった。 「やらされ感満載」なのは運動会だけじゃない。 入学式から始まり、学習発表会、参観日、遠足、文化祭、卒業式、授業、学校行事すべてが「やらせ」。 …

障害は不便なことはあっても必ずしも不幸ではない

まずは発達障がいについて知ることからはじまります。 学校の教員や特別支援教育コーディネーターの特別支援教育の理解はもちろん、具体的な対応方法について教えてあげる必要があります。 保護者は一人で抱え込む …

「嫌われる勇気」でアドラー心理学を学ぶ方法

12月19日(土)は倉吉エンカレッジの会でした。 アドラー心理学を学ぶための例会と勉強会です。 なんと、会場で中学校の同級生と再開しました。 午前中は、参加者相互の日々の悩みやトラブルについての相談会 …

学ぶことが楽しいと自分がそれを示すこと、小学校教員を早期退職した理由

コラボ・スクールは、子どもたちが放課後に安心して集まれる場を目指し、被害が特に激しかった、宮城県女川町と岩手県大槌町に設立されました。2016年には、熊本地震により大きな被害を受けた熊本県益城町で、コ …

「スマホは偏差値を下げるから使うのをやめよう」の理由にはならない、これには反対です

“スマホが学力を破壊する”これだけの根拠を読みました。しかし、この分析はあまりにも乱暴です。 まるで全国学力テストの分析と同じで、まず「学力=学力テストの偏差値」としていること …

スポンサーリンク

スポンサーリンク