教育

「発達障害は武器である」ADHDの子どもが本当はとっても良い子である4つの理由

投稿日:2018年3月26日 更新日:


ADHDを障害や病気と診断せず、才能へと導く方法を米の心理学者が発表しました。
日本でも最近になって「発達障害は武器である」という本も出版されていますが、この学術書でも明確に説明されています。

「ADHDer」(アーチャー氏はADHDを抱える人たちをこう呼ぶ)は、アイデアやコメントが拡散的かつ連続してひらめく。
これは「非線形思考」といわれ、物事を解決するのが早く、マルチタスクにも優れ、挑戦する意欲の高い思考のことだ。他のことには目もくれずパパッと動ける能力でもあるという。こうした能力を持っていた有名人には、ヴァージン・グループの創設者で会長のリチャード・ブランソン氏が挙げられる。彼は、幼少の頃よりハイパーフォーカス(異常集中)の傾向があったため、人の話を聞かないなどの問題を抱えていたが事業家として大成功を収めている。
何かに熱中するとまったく親や先生などのいうことを聞かない子供がいるが、そういう子供が優秀な能力を持っている可能性は大いにあるということ。

・ADHDの子どもが本当はとっても良い子である4つの理由
・親の対応策の具体例が書かれています。
その効果があるのかどうかさえ分からない、副作用の危険さえあるわけのわからない薬物を投与して、子どもの長所を消そうとする医者、教員、親というのは、子どもたちにとって果たしてどうなのか?
ADHDの子どもたちへの環境調整や適切な対応をしないまま、薬物の投与をしている事例が多くありますが、私はこれには賛同できません。

「必要のない苦労をさせない」のが、周りの人ができることです。
本人の特性を理解すること、それを知って環境調整や対応をすることが大切なのです。
例えば、小さな芽が出ようとしている。しかしその上に大きな石がある。それでも小さな芽は自分で出ようとします。
でも、気づいた人が石をどけたら小さな芽はもっと大きく育ちます。
これが「合理的配慮」です。こうしたら、小さな芽も周りの人もハッピーになります。決して特別なことをするのではありません。
「必要のない苦労をすることはないよ」精神科医が語る“発達障害者”の未来。
大切なことは、自分を認めてくれる人や場所があること、「自分はここにいていいんだ!」と思えることです。
家族や周りの人がすることは、こういうことです。
【前編】30歳、プログラマー、大人の発達障害。私が掴んだ「人生をラクに生きる」サバイバル術

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-教育

執筆者:

関連記事

倉吉エンカレッジの会でアドラー「人生の意味の心理学」

今日は倉吉エンカレッジの会の2月の例会と勉強会に行ってきました。 アドラー心理学を学ぶ会なのですが、さまざまな人間関係の悩みに対応することのできる実践的な心理学です。 今日も、参加者のあるエピソードを …

卒業しても「助けて!」といえる人を作ってもっと大切にしてほしい

今日は学校の卒業式も多いと思います。 私が卒業生のみなさんに一言いうとしたら、 「助けて!」といえる人を大切にしてほしいということです。 「頑張れ!」といってくれる人よりも「助けて」といったときに支え …

学校教育とマスク着用の深い関係

学校では着るものも履くものも決められる、髪型も決められる。パンツの色まで決められる。マスクの色まで決められる。トイレの時間も決められる。あれこれ細かい規則がつくられ、守らないと怒られる。自分の子どもが …

ひきこもり脱出の「方程式」で現状把握と先の見通しをもつ

この全体像は「心のエネルギー曲線」と同じような過程を示した図になっています。 子どもと親が今どの階段にいるのかが分かれば、現状把握と先の見通しも立てやすくなります。 不登校やひきこもりのメッセージを周 …

SNSに増殖している「勉強垢」で答案用紙や自筆ノートを晒す

学習管理SNSなんてものまであるのですね。 ネットやSNSでのつがなりが増えているのは便利さだけでなく、現実でのつながりにくさや人間関係の薄さが原因です。 現実の社会で人間関係が作りにくかったり、居場 …

スポンサーリンク

スポンサーリンク
21世紀の松下村塾 教育相談無料