社会問題

北栄町であった笹森理恵さんの発達支援講演会に行きました

投稿日:

昨日は、北栄町であった発達支援講演会に行ってきました。
その冒頭でシャープを創設した早川徳次さんの言葉が紹介されました。
「障がい者には適材適所さえ配慮すれば決して普通の人の能力と変わりがないのである。(中略)適正な仕事を与え、決してハンディキャップな扱いをしないようにお願いしたいのである。一方身障者の皆さんも引っ込んでおらず仕事をもって自力更生することが幸せの道であることを悟ってほしいのである。」
この会社は1944年に障害者雇用を始め、1977年日本で初めて障害者雇用の「特例子会社」に認定されています。
講師の笹森理恵さんは31才の時に大人の発達障害と診断され、3人の子どもさんにも発達障害があります。
これまでの自分の人生や子育てについての話をされましたが、その中で「個に合った適切な支援と対応、個に応じた環境の大切さ」と「二次障害(症状)の予防」を強調されました。
・親が自己肯定感がもてないために子どもも、自己不全感を持っている。セルフイメージが悪くて、劣等感を持っていて自分があまり好きになれない。
・「大人の発達障害」で深刻にならないためには、子どものころから自己肯定感、自尊心を高めるような大人の関わり方が重要だ。
・発達障害(特性)は治らないが、二次障害は防ぐことができる。
星野医師は、「なぜ発達障害の人が引きこもりになりやすいのか」決定的な要因4つと適職に就くための3つのステップを挙げ、発達障害の人に向いている仕事を紹介しています。
生きづらさをなくすためには、自分の特性を活かしてどのように職業を選ぶのかを意識することも重要です。
今日は米子までみんなが幸せに暮らすための親の会「つながろう会」に行ってきます。
成績優秀なのに仕事ができない “大人の発達障害”に向く仕事、向かない仕事

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-社会問題

執筆者:

関連記事

過熱する「夏休み前後の子どもの自殺」についてのメディア報道のもやもや感

山下さんのこの記事、とても重要な視点です。 私も山下さんと同じような「もやもや感」を感じています。 年々過熱する「夏休み前後の子どもの自殺」についてのメディア報道。 しかし、時が過ぎるとブームのごとく …

精神科医が発達障害者を増やしている

「精神科医が精神病患者をつくっている」 「精神科医が発達障害者を増やしている」 といわれます。 「障害者」は周りの人の無理解や社会的な障壁によって障害者にさせられています。 また、「発達障害の診断例」 …

上野千鶴子さんの祝辞全文「がんばっても報われない社会が待っている」

4月12日に開かれた東京大学の入学式の祝辞が、話題を呼んでいる。 「がんばっても報われない社会が待っている」 「あなたたちはがんばれば報われる、と思ってここまで来たはずです。 ですが、冒頭で不正入試に …

60代のひきこもりが増えているのは自己責任ではなく、社会の責任である

ひきこもりの解決は、就労して賃金をもらうというスタイルを思い浮かべる人が多いと思います。 だから、様々な方法でジョブトレーニング、職業訓練が行われています。 しかし、それだけではないプランも用意する必 …

鳥取県が実施した「ひきこもりに関する実態調査」と「努力目標」に危惧する

このたび鳥取県が実施した「ひきこもりに関する実態調査」。 そもそも「ひきこもり」をどのような基準で判断しその対象としているのか? 市町村が把握した実人数というが、これって「窓口に相談した人」ってこと? …

スポンサーリンク

スポンサーリンク
21世紀の松下村塾 教育相談無料