教育

「そうか!」チャートで読み書きが困難な児童・生徒それぞれの特性の理解を

投稿日:

読むこと・書くことが苦手な子どもの指導と支援チャート「そうか!」チャートというのがあります。
「そうか!」チャートは、井上賞子先生 (松江市立意東小学校)、杉本陽子先生 (飯塚市立飯塚小学校)、佐藤里美 協力研究員 (東京大学先端科学技術研究センター) と共同開発されました。
学校での学習指導は、教科書を「読み」、ノートやプリントに「書く」という行為を通じて行われることが中心です。
そのために、読み書きが苦手な子は「理解力」「認識力」が弱い、「知識」の蓄えも少ないと判断されがちですが、入力(読む)と出力(書く)に困難があるだけで、理解力や能力が弱いのではありません。
その子に合った入力や出力方法さえあれば、きちんと表現できます。
読み書きの困難は子ども個々の「特性」であって理解や能力とは違います。
個別の学習指導を進める前には、学ぶ意欲を高めることからがスタートです。
そのためには、その子に合った学習内容と学習方法を知ることが大切です。
そのうえで、学習する内容の分量やその子に合った課題の調整をしていくことが必要です。
これが、総合的な個別の支援になります。進めて下さい。
この「そうか!」チャートは、そのような子どもの学習指導をするためにひとつの手掛かりになります。
子どもがなにをどのように困っているかを理解したうえで、どんな学習方法をしていけばいいかのヒントになります。
LD等専門員や特別支援担当だけでなく、すべての教員に学んでもらいたいです。
「そうか!」チャートはこちら

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-教育

執筆者:

関連記事

日本の学校教育は「前産業時代に特化した時代遅れの教育システム」である

文科省や教委は「すべての児童生徒が来れる学校作り」を掲げていますが、それは不可能に近いです。実行は無理です。 子どもが学校に合わせるのではなく、学校の方が子どもの実態に合わせるという考えでなければなり …

「高校教育は学問ではない」上野千鶴子が17歳の時に訴えたこと

私も上野さんとまったく同意見です。 学ぶことを学べない学校を「学校」とはいえない。 学ぶ楽しさを学べない学校を「学校」とはいえない。 学び方を教えない教育を「教育」とはいわない。 学びたいことを学べな …

子どもの自殺は学校での教育指導に大きな要因がある

いじめが原因の子どもの自殺が増えていますが、「指導死」という教員の行き過ぎた指導による生徒の自殺も増えています。 このような痛ましいことが後を絶たないのは、学校での教育指導に大きな要因があることを知っ …

文部科学省の「宿題代行」への対応についてってなんなん?

こんなことまで文科省がやることかいな?  そもそもやる意味のない、ただやればいいっていう宿題がおかしいのであって、こんなことで文科省がわざわざ動くことじゃないんじゃないの? 子どもたちが「あっ、これ面 …

教育現場でICTを活用しないほうがリスクになる

文部科学省が推進しようとしているICT教育とは、インターネットを使って情報活用能力を育成し、協働型・双方向型の授業革新を進めるものです。 教育現場でICTを活用しないほうがリスクになる時代になっていき …

スポンサーリンク

スポンサーリンク
21世紀の松下村塾 教育相談無料