いじめは、それを見逃している、許している私たち大人一人ひとりの責任です。
いじめられている子のせいではありません。
変わるべきなのはいじめられている子ではなく、いじめをしている人たち、それを見逃している大人の責任です。
学校だけの責任ではなく、社会を変えなければなりません。
いじめを甘く見ている大人が変わらなければいじめはなくなりません。
いじめは社会全体の問題であり、大人である私たちひとりひとりに責任があるからです。
いじめをなくすには、誰も語ろうとしない要因に向き合う必要があります。
それは、日本は「溶け込めない人間」に対して、非常に冷たい社会だということです。
日本社会では、周りと合わせることや集団の中で生きていくことが重要視されます。
お互いの違いよりも似ていることが評価され、個性よりも調和が大切だと教えられます。
周りに馴染めない場合、集団の中で孤立するか、もしくはその集団から取り除かれて、違う集団に入れられます。
周りとちょっと違う子どもたちや、個性的な子どもたちは、一般の学校に通いながら孤独を感じることになります。
学習障がいのある子ども。貧困の子ども。親の死や離婚で、家庭環境が複雑な子ども。このような子どもたちがいじめのターゲットになりやすいのは、言うまでもありません。