清原和博逮捕、個人的にも大変ショックです。
背後関係や動機についてはこれからの捜査を見ていく必要があります。
今の段階での報道を通じての個人的な感想であり、これだけで理由づけできるものでのないと思いますが、「孤独感」が薬物に手を出す動機につながった可能性があります。
だからといって薬物に手を出すことは絶対あってはなりません!
どんな理由があるにせよ、彼は絶対にやってはいけないことをしてしまったことに変わりはありません。
彼は、野球を引退した後、親しい友人や知人との人間関係も絶っていたといいます。
現役引退後は2人の息子が野球界との数少ない接点だったようで、周囲には“孤独の元スター”と映っていたということです。
度々の体調不良や夜寝られなかったなどとの記述もあります。
1月19日には、飲食店で他の客の行動に腹を立て手で灰皿をたたき割ったことを「我慢、我慢。
やっぱり、あかん! その瞬間灰皿をたたき割った」との報道もあります。
生活も荒れ、精神的にも追い詰められ、表に出る表情や態度とは裏腹に随分苦しんでいたことも想像できます。
その彼に、周囲からなぜ援助の手が届けられなかったのか、ということが悔しくてなりません。
桑田真澄さんは、彼に4、5年ほど忠告を続けた時期があったといいますが、「一切関わらないで」くれと言われて3年ぐらいになるといいます。
今になっては、桑田さんも彼との関係を経ったことを後悔しているようですが、もし清原の「孤独感」を埋めることができていればと思うと、薬物に手を出してしまったこと、今回の逮捕は非常に残念でありません。
これを受けて、脳科学者の茂木健一郎さんは2月3日、覚醒剤を所持や使用について「犯罪として扱うこととは別のアプローチが必要ではないか」との考えをTwitterに投稿しています。
「覚醒剤を販売する側と使用する側では、対応が違うべきではないか」と主張しています。
Twitterには、「むしろ、身体を強制的に拘束するにせよ、違法薬物の脳や身体に及ぼす悪影響についてのレクチャーや、依存症から脱するためのさまざまな厚生プログラムを実施するというアプローチの方が、「禁錮」や「懲役」といった刑罰よりも、結果として社会のためになると思う。
」と書いています。
法を犯してしまった以上、刑罰は与えるべきだと思いますが、それと並行して厚生プログラムを実施ていくことも必要だと思います。
さらに、清原は何年も前から「助けて!」というメッセージを送っています。
自暴自棄になったり、周囲に社会的迷惑をかけたり、「問題行動」を繰り返しています。
それが、「助けて!」というメッセージです。
桑田さんも悔やんでいますが、彼がここに至るまでになぜ周りの支援ができなかったのか、できなかったとすれば今後どんなことができるのか、それを深刻に受け止め、犯罪を起こさせないため及び厚生後の「社会的な居場所」を作っていくために具体的な行動をとっていく必要があるのではないでしょうか。
元G同僚が衝撃証言…清原容疑者の覚醒剤使用「みんな知っていた」
http://www.sanspo.com/baseball/tokushu/baseball-t31546.html
清原和博逮捕、個人的にも大変ショック
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執筆者:azbooks