ネットで評判になった黒澤明の映画「夢」(1990年、120分)、8作品のうちの第6話「赤富士」。
今の福島原発災害を予知していたかのようだ。
黒澤明、映画『夢』で原発事故を20年前に糾弾「原発は安全だと!?ぬかしたヤツラは許せない!」
と子連れの母親が絶叫するシーンも。
今日本で起きている現実の方がはるかに恐ろしく、これが予知夢とはいえない。
だが、これは当時すでに起こっていたチェルノブイリ原子力発電所事故などから黒澤監督からの未来の日本に向けた警鐘だったということは間違いない。
黒澤監督は、生前、原発に対して声高に反対を示しており、1990年に刊行された「黒澤明、宮崎駿、北野武-日本の三人の演出家」(ロッキング・オン社)での、渋谷陽一氏のインタビューによると、原発について、「作った場合にさ、人間では制御できない性質を持ってるわけでしょ?
それを作るっていうのが、そもそも僕は間違いだと思う」と断言していた。
また、昨日、福島第一原発での事故が「レベル7」と発表されたが、黒澤監督は、同インタビューで、「日本は地震も起こるわけだしね、いつ旅客機が墜落してぶつからないとも限らないわけでしょ。
もし日本でそういうことが起こったら日本だけの問題じゃないよ」と警鐘を鳴らしていた。
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福島第一原発での事故は日本だけの問題じゃないよ
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執筆者:azbooks