児童文学作家の陣崎草子さんが、不登校の子や、障害を持っている子などを含め、小学生〜大学生まで、さまざまな年代の子どもたちや若者たちと共に活動するハーモニィカレッジの大堀貴士さん(シュート)に、「自分の道」「不登校の子が心を開いてくれた理由」についてインタビューしています。
ヒロさんのことをひと言で表すのは難しいけど、とにかく第一に「絶対的にその人の存在を受け入れる人」やったんよ。 「それでいいんだよ」というのが口癖だった。
何があっても、その人の存在そのものを受け入れるという、なんか、悟った仙人みたいな雰囲気の人やってなあ。
「できてもいいし、できなくてもいい」「それでいいんだよ」という承認があるという安心感がすごくあったなあ。 不登校の子たちは、「できたら誉められて、できないと怒られる」という体験を重ねてきた子たちやから、最初はヒロさんのそういう態度に、オレがそうだったように、肩すかしを食らうんやけどね。
でもその「できても、できなくても、それでいいんだよ」という承認があったことが、不登校の子たちが、オレらのことを好きになってくれて、信用してくれたことの根っこにあるんじゃないかなと思うなあ。
大堀貴士さん(シュート)
自分の道を見つけたい! 第3回
ヒロさんの考え方にすごく共感します。
不登校の子たちが心を開いてくれた理由は、「すごい大人、立派な大人」だったからじゃない。むしろ逆。
不登校の子たちは、「できたら誉められて、できないと怒られる」という体験を重ねてきた子たち。
「できてもいいし、できなくてもいい」「それでいいんだよ」という承認があるという安心感がすごくある。
「できても、できなくても、それでいいんだよ」という承認があったことが、不登校の子たちが、オレらのことを好きになってくれて、信用してくれたことの根っこにあるんじゃないかなと思う。
それは不登校の子だけじゃなくて、すべての子ども、すべての人に言えることだと思います。
鳥取・ハーモニィカレッジ