教育

「なぜ子どもはみんな同じお日さまの絵を描くのか」芸術家岡本太郎の教育論

投稿日:


「なぜ子どもはみんな同じお日さまの絵を描くのか」
その根本にあるのは、「無難に生きたほうがいいよ」「皆と同じようにしたほうが安心だよ」という大人の評価です。
子どもは、こういうことをすれば「無難」なんだと思って、いつでも大人の評価を求めてツジツマを合わせるようになります。
どうしたら親や教員、周りの大人が喜んでくれるのかを無意識のうちに考えています。
世間一般では、これを「子どもらしさ」といっています。
周りの評価を得るためにしている行為が「子どもらしさ」です。
そこで、子どもは次第に「周りと同じこと」をすることが無難な生き方だと身に着けていきます。
知らず知らずのうちに、無意識でなんの違和感もなく「大人の都合のいい行動」をするようになっていきます。
こうして身につけた評価されるためが目的の「型」は大変便利です。
自分の意志は関係なく、周りがいいという行動に価値を見つけるのです。
自分の本当の想いや気持ちを表現すると、周りからの評価は「あいつ、変な奴」となります。
これは「無難」な生き方ではありません。
自分の意志と行動なのですが、周りからは評価されません。
このように育てられたら大人になっても自分の本当の想いや気持ちを伝えることをしなくなります。
周りに評価されないで「変な奴」と見られるのが怖いからです。
なので、自分の意志ではなく、「型」を使ったコミュニケーションをするようになってしまいます。
私は「型」にはまった人間にはなりたくありません。
子どもたちも「型」にはまった人間には育てたくありません。
「あいつ、他人と変わっているよね。」
そういう人間になりたいと思っています。
なぜ子どもはみんな同じお日さまの絵を描くのか

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-教育

執筆者:

関連記事

不登校を「問題行動」と判断してはいけない

何度でも言います! 不登校が問題なのではなく、「不登校を『問題行動』だとしていること」が問題なのです。 学校システムそのものが不登校を生んでいるという認識が必要にも書いたとおり、2016年(平成28年 …

「読むこと」に苦手さを感じる子が「読んでみよう」という気持ちをもてる工夫

子ども個々への理解も大事です。 さらに、こういうふうに「読むこと」に苦手さを感じる子どもが「読んでみよう」という気持ちをもてるようにする、「できなかったことをできるようにする」ための具体的な手立てがで …

障害児を地域で育てる うちの子が入れる学校がない?

4月、新学期が始まります。 子どもにとって一番いい環境ってなんでしょう? 親が子どもに期待することもさまざまです。学校に求めることもさまざまです。 学校長や担任が異動すると、校内の様子や対応が大きく変 …

お母さんとお父さんからの「スマホ18の約束」

アメリカでブロガーをしている5人の子を持つ母親が、13歳になる息子と交わした「スマホ18の約束」が評判になっています。 お母さんとお父さんからの「スマホ18の約束」を載せておきます。 「スマホは子ども …

「学校に行きたくない」自分の子どもからそう言われたら・・・

国の調査では山形県内の不登校の数が昨年度、過去最多に。 一方で、その数には現れてこない課題も、取材から見えてきました。 「学校に行きたくない」自分の子どもからそう言われたら…? 実際に、子どもから「学 …

スポンサーリンク

スポンサーリンク
21世紀の松下村塾 教育相談無料